【世界遺産を巡る旅】アメリカ後編

アメリカ

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】アメリカ

150ヶ国目はアメリカ。2021年10月現在、世界遺産24件(文化遺産11件、自然遺産12件、複合遺産1件)です。

アメリカといえば見所もたくさんありますね。東も西もいろいろ周ってみたい。

それではアメリカの世界遺産を見ていきましょう。

イエローストーン国立公園

登録:1978年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

イエローストーン国立公園

イエローストーン国立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

1872年に世界初の国立公園に指定されており、1978年に初めて登録された世界遺産の一つです。

この国立公園には様々な間欠泉や温泉、地熱による観光スポットが散在していることで有名ですが、グリズリーやオオカミ、アメリカバイソンやワピチの群れが生息していることでも知られています。ここは地上に残された数少ない手付かずの巨大温帯生態系の一つであるイエローストーン圏生態系の中心になっています。

クルエーン/ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセク

登録:1979年(自然遺産)、1992年、1994年拡張 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

クルエーン/ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセクは、アメリカとカナダにある自然遺産です。

北アメリカ大陸の太平洋、北側の地域で、アメリカのアラスカ州、カナダのユーコン準州、ブリティッシュ・コロンビア州にあります。

この地域は、北アメリカの屋根とも言われる山岳地帯で、手つかずのツンドラ森林地帯、氷河を水源とする河川が織りなす大自然の魅力で知られます。また、グリズリー(ハイイログマ)やトナカイ、ドールシープなどの大規模な生息地になっています。

1979年にクルエーン/ランゲル=セント・イライアスとして。1992年にグレイシャー・ベイ、1994年にタッチェンシニー=アルセクが拡大登録され現在の名称になりました。

グランドキャニオン国立公園

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

グランドキャニオン

グランドキャニオン国立公園は、アメリカにある峡谷で自然遺産です。

グランドキャニオンの起源は今から7000万年前、この一帯の広い地域がカイバブ・アップリフトとよばれる地殻変動により隆起したことに始まります。今は8層の地層が露出していますが、最も古いものは先カンブリア時代のもので、20億年前のものになります。地層の大部分は海面下で形成されたもので、これも海中でできたのものとされます。

エバーグレーズ国立公園

登録:1979年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

エバーグレーズ国立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

熱帯から温帯にかけての気候と、海と川が接する地形が合わさって複雑な生態系を作り出しているのです。植物で特に有名なのがラン。フラミンゴやカッコウが一年中暮らし、絶滅種のフロリダピューマも見られます。ときどき旅行者に立ち塞がるのがアリゲーター。のろのろしていて足元に来るそうです。

登録後も周辺の環境悪化は止まらず、1993年には危機遺産に指定されます。これは「湿原を元に戻そう」という声を高め、2000年に自然再生事業が決定しました。その結果2007年に危機遺産リストから解除されますが、2010年再度登録されました。

レッドウッド国立州立公園

登録:1980年(文化遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)

レッドウッド国立州立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

526k㎡の広大な公園内には、セコイアの一種であるレッドウッドの巨木が集まった欝蒼とした森が広がっています。セコイアの巨木は、樹齢1000年以上、高さは100mに達するものもあり、自然の中を歩けばエルクやハゲタカなどの野生動物達にも出会える可能性もあります。

レッドウッドの巨木は、耐久性がありながら加工がしやすい良質な材木として重宝され、19世紀半ば大量に伐採されてしまいました。現在残っている森は、かつての20分の1の広さですが、手厚い保護のもと守られています。

マンモス・ケーブ国立公園

登録:1981年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅹ)

マンモス・ケーブ国立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

マンモス・ケーブは、古生代ミシシッピ紀の、厚い石灰岩層中に形成されており石灰岩層の上には砂岩層が水平にかぶさっています。

洞窟の長さは591キロメートルと現在のところは言われていますが、新たな通路や他洞窟との接続箇所が今も発見されつづけ、毎年数マイルずつ長さが延びています。そのため、『石灰岩の迷宮』とも呼ばれています。

オリンピック国立公園

登録:1981年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)

オリンピック国立公園

オリンピック国立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

公園は太平洋の海岸線、オリンピック山脈、温帯雨林の3つの基本領域に分けられます。公園は、高い山脈により南の本土から切り離された孤立した半島にあるため、他では見ることができない多くのユニークな植物種、動物種が進化しました。

グレート・スモーキー山脈国立公園

登録:1983年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

グレート・スモーキー山脈国立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

標高の多様性、豊富な雨量、原生林の存在が、公園の生物相を極めて豊かなものとしています。約1万種の動植物が公園に住んでいることが知られており、さらに知られていない生物が9万種住んでいると見積もられています。また、公園では1,400種を超える顕花植物と4,000種を超える隠花植物がみられます。

ヨセミテ国立公園

登録:1984年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)

ヨセミテ国立公園

ヨセミテ国立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

そそり立つ白い花崗岩の絶壁、そこを流れ落ちる多くの巨大な滝、谷や木々の間を流れる澄んだ大小の川、ジャイアントセコイアの巨木の林、生物学的な多様性が世界的に知られることとなりました。

160種以上の稀少植物の植生地域があり、その形成にはヨセミテのたぐいまれな地質学的形成過程と、特異な土壌が寄与しています。また、アメリカグマや、アライグマなどの哺乳類が約100種類、鳥類が200種類以上生息しています。セコイアの大木でも有名です。

ハワイ火山国立公園

登録:1987年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)

ハワイ国立公園

ハワイ火山国立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

保護区内にマウナロアとキラウエアの二つの巨大な活火山を有します。ハワイ島の火山の噴火の特徴として、比較的に穏やかな点があり、爆発的な噴火が少なく、溶岩流も火口から離れた場所では遅くなるため近づくことも可能です。そのため、通常はキラウエア火山は世界一安全な火山とも言われています。

ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園

登録:1995年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)

ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園は、アメリカとカナダの国境をまたいだ国際公園で自然遺産です。

アメリカのグレイシャー国立公園とカナダのウォータートン・レイク国立公園の国境を跨いだ世界唯一の国際公園です。3000m級の山が並ぶロッキー山脈の真中にあり、氷河に削られた地形が特徴です。

カールズバッド洞窟群国立公園

登録:1995年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)

カールズバッド洞窟群国立公園は、アメリカにある国立公園で自然遺産です。

カールズバッド洞窟の誕生は、2.5億年前に長さ600キロメートルの内海が生まれ、礁ができたことに始まり、 馬蹄形に広がったこの礁には、海綿、藻、貝殻の遺骸が大量に堆積し、また海水中からも方解石が沈殿して、厚い石灰岩の地層ができました。

200万~300万年前にこの地域は隆起し、侵食によって化石礁をつくる石灰岩体が地表に露出するようになり、 空気中と土壌中に含まれる二酸化炭素によって弱酸性になった雨水が、石灰岩の裂け目にしみ込み、ゆっくりと石灰岩を溶かし、巨大な地下空間を形成する過程が始まったとされています。

パパハナウモクアケア

登録:2010年(複合遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅵ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

パパハナウモクアケアは、アメリカにあるナショナル・モニュメントで複合遺産です。

レイサン島には世界中にいる1300頭のハワイモンクアザラシのうち250頭が生息し、フレンチフリゲート瀬ではハワイのアオウミガメはここで繁殖するなど、ハワイ人におなじみの貴重な自然が息づいています。

また、ハワイ先住民が死後に魂が戻る生命のふるさとと信じていた場所であり、ニホアとマクマナマナという2つの島には、ハワイ先住民の定住地跡も残されています。

まとめ

アメリカの世界遺産を簡単にまとめてみました。いろいろあって興味深いですね。実際に訪れたいです。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

コメント