【世界遺産を巡る旅】日本後編

世界遺産

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。ついに日本に戻ってきました。

【世界遺産を巡る旅】日本

162ヶ国目は日本。2021年10月現在、世界遺産25件(文化遺産20件、自然遺産5件)です。

日本。なんだかんだ日本がいいですね。落ち着きます。

それでは日本の世界遺産を見ていきましょう。

富岡製糸場と絹産業遺産群

登録:2014年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

富岡製糸場と絹産業遺産群は、群馬県にある養蚕関連の史跡で文化遺産です。

官営模範工場として開業し、日本の製糸業の発展に大きな影響を及ぼした富岡製糸場、「清涼育」と呼ばれる養蚕技術を確立し、養蚕農家の様式にも影響を与えた人物の住宅であった田島弥平旧宅、「清温育」と呼ばれる養蚕技術を確立し、蚕業学校によって知識や技術の普及を図った組織のありようを伝える高山社跡、冷涼な環境での蚕種貯蔵によって、春だけでなく夏から秋にかけての養蚕を可能にし、ひいては生糸生産量の増大にも貢献した荒船風穴という4件で構成されています。

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

登録:2015年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

軍艦島

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業は、1850年代から1910年までに急速な発展をとげた炭鉱、鉄鋼業、造船業に関する文化遺産です。

1850年代から1910年にかけて日本の重工業化に貢献した遺産群で、「軍艦島」として知られる長崎市の端島炭鉱をはじめ、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の8県に点在する23資産が、幕末期の西洋技術の導入や、その後の国家主導で発展させてきた鉄鋼・製鉄、造船、石炭産業の近代工業化の過程を示す資産として顕著な普遍的価値を有していると評価されました。

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

登録:2016年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅵ)

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-は、世界各地にある文化遺産です。

20世紀の近代建築運動に多大な影響を及ぼした一人であるル・コルビュジエの作品群。その中でも傑作とされる住宅、工場、宗教建築などをまとめて世界遺産リストに登録した物件です。世界各地に残るル・コルビュジエの建築作品のうち、フランスを中心とする7ヶ国に残る建築群が対象となっており、大陸を跨ぐ初の世界遺産登録となりました。

日本で登録された国立西洋美術館は、、ル・コルビュジエが基本設計を担当し、日本に残る唯一のル・コルビュジエの建築というだけでなく、東アジアでも唯一です。無限成長美術館構想に沿って建てられたものであり、その構想で重視されていたにもかかわらず、インドの2つの美術館が実現していなかった中3階を利用する照明の配置を、唯一実現した美術館でもあります。

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群

登録:2017年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、福岡県にある宗像三女神を祀る宗像大社信仰や、大宮司家宗像氏にまつわる史跡・文化財で文化遺産です。

自然崇拝を元とする固有の信仰・祭祀が4世紀以来現代まで継承されている点などが評価されています。沖ノ島は、4世紀後半から9世紀末までの500年間にわたって航海の安全を祈る国家的祭祀が行われた場所で、神宿る島として人々から崇拝されてきました。

島全体が御神体とされ、女人禁制など当時の伝統が現在でも受け継がれています。また、島内からは、中国や朝鮮半島、遠くはペルシャから渡ってきた金製指輪やカットガラス碗など貴重な品々が発見されており、それらは、奈良の正倉院や伊勢神宮の宝物にも勝るとも劣らない品々であることから「海の正倉院」とも呼ばれています。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

登録:2018年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は、長崎県と熊本県に残る12件の構成資産から成る文化遺産です。

江戸時代250年間の禁教令下における厳しい弾圧の中、宣教師不在でありながら、信者のみで信仰を守り通しながらも、孤立せずに一般社会との関わりも持ちつつ、共同体を存続させるための生き方・暮らし方を創造したことが評価されました。

百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群-

登録:2019年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)

百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群-は、大阪府にある45件49基の古墳群の総称で文化遺産です。

大阪府南部の堺市、羽曳野市、藤井寺市の3市にまたがる4世紀後半から5世紀後半の45件49基が登録対象です。代表的なものとして仁徳天皇陵古墳が有名です。

北海道・北東北の縄文遺跡群

登録:2021年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)

北海道・北東北の縄文遺跡群は、北海道(道南)・北東北にある縄文時代の遺跡群で文化遺産です。

遺跡は北海道・青森県・岩手県・秋田県の1道3県に点在しています。 人々は、この環境の下で育まれた森林資源を管理しながら利用し、食料を安定して確保するとともに、採集・漁労・狩猟を基盤として約15,000前から土器を使用して、定住を開始しました。

その後、気候変動及びそれによる海水面の上昇・下降、火山噴火などの環境の変化に巧みに対応しつつ、集落を形成し、発展させ、成熟させました。本資産はその変遷過程を、物証をもって余すことなく説明することができます。

屋久島

登録:1993年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)

屋久島

屋久島は、鹿児島県にある島で自然遺産です。

屋久島はほぼ全域が山地であり、1,000mから1,900m級の山々の連なりは八重岳と呼ばれ洋上アルプスの異名もあります。固有種は約40種、屋久島を南限とするものは約140種、北限とするものは約20種います。

屋久島に生息する、樹齢1000年以上の杉を屋久杉と呼びます。古来より神木とみなされてきました。屋久杉の中には有名なものが多く、これを目当てに多くの観光客が訪れます。特に縄文杉は樹齢は2000年から7000年とも言われています。

白神山地

登録:1993年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)

白神山地

白神山地は、青森県から秋田県にまたがる山地帯で自然遺産です。

白神山地には人為の影響をほとんど受けていない世界最大級の原生的なブナ林が分布し、この中に多種多様な動植物が生息・自生するなど貴重な生態系が保たれています。ここのブナ天然林は、最も良く原生状態が保たれており、その価値は、地球的に見ても極めて重要であると評価されています。

知床

登録:2004年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)

知床は、北海道東部に位置する自然遺産です。

知床半島は、北半球における流氷の南限とされ、流氷下のアイスアルジー(氷に付着した藻類)や流氷形成時の鉛直混合により作られる栄養塩の豊かな中層水がもたらす植物性のプランクトンの大増殖を基礎とした食物網を通して、多種多様な生物が生息・生育する地域となっています。

大型の哺乳類や絶滅のおそれのある猛禽類をはじめ海棲哺乳類、海鳥など様々な生きものが生息し、北方系と南方系の野生生物が混生するなど、海域と陸域の自然環境が密接に影響し合い、多様な生物相と生物間相互作用に支えられた豊かな生態系を形成しています。

小笠原諸島

登録:20011年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)

小笠原諸島は、東京都に属する島々で自然遺産です。

独特の生態系を持っており、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれます。また、海の色が小笠原諸島周辺でしか見られない独特の青で、「ボニンブルー」といわれています。小笠原諸島はかつてどの島や大陸とも地続きになったことがないため、生態系が特殊です。日本本土に見られない種をここでは見ることができます。

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

登録:2021年(自然遺産) 登録基準:(ⅹ)

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島は、鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄本島北部と西表島の4島からなる自然遺産です。

黒潮と亜熱帯性高気圧の影響を受ける温暖で多湿な亜熱帯性気候で、主に常緑広葉樹多雨林に覆われ、そこに生息するヤンバルクイナやアマミノクロウサギ、イリオモテヤマネコなど、固有種が独自の進化をとげ、世界有数の生物多様性を示しています。

まとめ

日本の世界遺産を簡単にまとめてみました。意外と行ってないところも多いので、いつか行きたい。日本もいいですね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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