こんにちはnemoです。
新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。
【世界遺産を巡る旅】リビア
97ヶ国目はリビア。2021年8月現在、世界遺産5件(文化遺産5件)です。
リビアと言えばよくわかりません。場所とか名前は知ってるけど、詳しくないので勉強しましょう。
それではリビアの世界遺産を見ていきましょう。
レプティス・マグナの考古遺跡
登録:1982年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)
レプティス・マグナの考古遺跡は、リビアにある古代ローマ時代の傑出した都市遺跡で文化遺産です。
トリポリタニアの三都のひとつであったと同時に、アフリカ初のローマ皇帝セプティミウス・セウェルスを輩出した都市として知られ、その治世に絶頂期を迎えました。古代ローマ人は、公共広場、円形劇場、円形闘技場、浴場、港湾施設などを征服した世界中の広大な領地に、建設しましたが、現在そのほとんどは、年月による風化や異民族の破壊により、往年の姿をほとんど留めていません。
レプティス・マグナで発掘された地域は全体の1/3で、砂の中にはまだ見ぬ古代都市の姿が隠されています。
リビア国内の衝突による損壊および今後引き起こされるさらなる損壊への懸念から2016年に危機遺産に登録されています。
サブラタの考古遺跡
登録:1982年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)
サブラタの考古遺跡は、リビアにある遺跡で文化遺産です。
サブラタ港の建造は古く、おそらく紀元前500年頃にフェニキア人の交易拠点として建造されたものです。そこは、アフリカの後背地の産品を扱う沿岸部のアウトレットとしての役割が与えられていました。
サブラタの遺跡で有名なのは、3層構造を保っている雄大な3世紀の劇場ですが、そのほかにもリベル・パテル(ディオニュソスと同一視される酒の神)、イシス、セラピスなどに捧げられた神殿群があります。
リビア国内の衝突による損壊および今後引き起こされるさらなる損壊への懸念から2016年に危機遺産に登録されています。
キュレネの考古遺跡
登録:1982年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)
キュレネの考古遺跡は、リビア領内にあった古代ギリシャ都市で文化遺産です。
現存する遺跡の多くは、ローマの植民都市となった際に再建されたものであり、ローマ都市として再建されたギリシャ都市の優れた遺跡として評価されています。比較的特徴的な建造物としては、元々は紀元前7世紀に建造されたというアポロン神殿があります。他の古代遺跡にはデメテルの神殿やゼウスの神殿があります。
リビア国内の衝突による損壊および今後引き起こされるさらなる損壊への懸念から2016年に危機遺産に登録されています。
タドラルト・アカクスの岩絵遺跡群
登録:1985年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)
タドラルト・アカクスの岩絵遺跡群は、リビア西部の砂漠地帯にある岩絵遺跡群で文化遺産です。
この地域の岩絵(彩色画・線刻画)の重要性が評価され、世界遺産に登録されています。紀元前12000年頃から西暦100年頃に至るまでに描かれた岩絵は、この地域の文化的・自然的変化を反映しています。
岩絵には、ゾウ、キリン、ラクダなどや馬に乗った人が描かれ、タッシリ・ナジェールの岩絵と同じく、かつてこの地が緑の大地であったことを教えてくれます。岩絵には、音楽や舞踊といった日常の様々な生活風景も描かれています。
リビア国内の衝突による損壊および今後引き起こされるさらなる損壊への懸念から2016年に危機遺産に登録されています。
ガダミスの旧市街
登録:1986年(文化遺産) 登録基準:(ⅴ)
ガダミスの旧市街は、リビアのオアシス都市で文化遺産です。
オアシスには7000人ものトゥアレグが住み、町の中でも古くからある壁に囲まれた区域は世界遺産に登録されています。この区画には7つの氏族が住み、それぞれの縄張りを持っていますが、祭りに使う共有地は設定されています。19世紀まで、サハラ交易において重要な役割を果たしました。
リビア国内の衝突による損壊および今後引き起こされるさらなる損壊への懸念から2016年に危機遺産に登録されています。
【世界遺産を巡る旅】エジプト
98ヶ国目はエジプト。2021年8月現在、世界遺産7件(文化遺産6件、自然遺産1件)です。
エジプトと言えばピラミッド、ナイル川などなど。ピラミッド内部にも入れます。入りました。他にもいろいろありますね。
それではエジプトの世界遺産を見ていきましょう。
メンフィスとその墓地遺跡 -ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯
登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)、(ⅵ)
メンフィスとその墓地遺跡 -ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯は、エジプトにあるピラミッド群で文化遺産です。
この遺跡群の多くは、エジプト古王国期にあたるエジプト第3王朝からエジプト第6王朝期にかけて建設されました。とくに有名なのはギザの三大ピラミッド。もっとも壮大で著名なピラミッドであるとされ、保存状態も比較的良好であることから、世界中から観光客が訪れます。
また、カフラー王のピラミッドの参道を守る位置に存在するギザの大スフィンクスもこの遺跡群に含まれています。
古代都市テーベとその墓地遺跡
登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)、(ⅵ)
古代都市テーベとその墓地遺跡は、古代エジプトの都市で文化遺産です。
都市の遺跡は現代のエジプトの都ルクソールの中に広がっています。テーベは新王国時代のエジプトの首都でした。貴重な鉱物資源と交易ルートがあるヌビアと東部砂漠に近接していました。この都市は信仰の中心であり、その全盛期にはエジプトで最も富裕な都市でした。
テーベの市域には、カルナックとルクソールが本来立っていたナイル川東岸と、上流階級と王家の墓地と葬祭殿群によるネクロポリスがある西岸地区が含まれています。有名なところではルクソール神殿やカルナック神殿、ハトシェプスト女王葬祭殿、王家の谷など。
アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群
登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)、(ⅵ)
アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群は、エジプト南部のナイル川流域にある、古代エジプト文明の遺跡で文化遺産です。
1960年代、エジプトでナイル川流域にアスワン・ハイ・ダムの建設計画が持ち上がったが、このダムが完成すると、ヌビア遺跡が水没する危機が懸念された。これを受けて、ユネスコが、ヌビア水没遺跡救済キャンペーンを開始。世界の60ヶ国の援助により、技術支援、考古学調査支援などが行われました。これがきっかけとなり、世界遺産条約が締結されました。
有名なところではアブ・シンベル神殿、フィラエ神殿、カラブシャ神殿などがあります。
カイロ歴史地区
登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅴ)、(ⅵ)
カイロ歴史地区は、エジプトのカイロにある歴史地区で文化遺産です。
旧市街のイスラム地区とカイロ発祥の地であるオールド・カイロ地区があります。600を超えるモスクと1000を超えるミナレットを擁するため「千の塔の都」と呼ばれています。
イスラム地区には988年に創立されたイスラム世界最古の大学であるアズハル大学やアズハル・モスクなどが、オールド・カイロ地区にはギリシア正教会の修道院、ユダヤ教のシナゴーグなどがあります。
アブ・メナ
登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)
アブ・メナは、エジプトにある古代エジプトにおけるキリスト教巡礼の中心的存在だった都市の遺跡で文化遺産です。
その遺構はほとんど残っていませんが、バシリカのような大建築物の土台は、今でもはっきりと識別できます。この地は、4世紀頃に殉教したと言われている、ローマ帝国の兵士であった「メナス」が埋葬されている墓を中心にして拡がっていた都市でした。そのため、この地は、キリスト教の一派「コプト教」の聖地として栄えたと言われています。
周辺地域の農業の影響で、地下水位が上昇しており、遺跡の大半が崩落などの危機に直面しています。このため、2001年に危機遺産リストに登録されました。
聖カタリナ修道院地域
登録:2002年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅵ)
聖カタリナ修道院地域は、エジプトのシナイ山の麓にある正教会の修道院の名称で文化遺産です。
修道院は現在も継続して機能する、キリスト教:正教会の世界最古の修道院です。聖カタリナ修道院は、6世紀頃に建造された宗教施設であると考えられており、キリスト教の一派である正教会による教会となっています。同修道院には、キリスト教に関係する多数の資料が保管されており、それらは非常に貴重なものとなっています。
ワディ・アル・ヒタン(クジラ渓谷)
登録:2005年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)
ワディ・アル・ヒタン(クジラ渓谷)は、エジプトにある新生代古第三紀の堆積層で文自然遺産です。
「クジラ渓谷(クジラけいこく)」などと意訳され別称される当地は、その名のとおり、進化過程の早期にあたるクジラ類(バシロサウルス科)の化石が多数発掘されることで地質学的に著名です。この辺りでは、クジラの祖先以外の生物の化石も発掘されており、海洋生物の進化を紐解く上絵、とても大きな意味を持っている場所だと言われています。
まとめ
リビア、エジプトの世界遺産を簡単にまとめてみました。ヨーロッパの影響もありつつ、エジプトの歴史を感じるものですね。
早く自由に旅できる日がきてほしいですね!
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