【世界遺産を巡る旅】オーストラリア前編

オーストラリア

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】オーストラリア

152ヶ国目はオーストラリア。2021年10月現在、世界遺産20件(文化遺産4件、自然遺産12件、複合遺産4件)です。

オーストラリアといえばコアラ、カンガルーなどなど動物もいいし、エアーズロックなんかの自然もいいですね。

それではオーストラリアの世界遺産を見ていきましょう。

王立展示館とカールトン庭園

登録:2004年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)

王立展示館

王立展示館とカールトン庭園は、オーストラリアのメルボルンにある文化遺産です。

王立展示館は1880年、メルボルン博覧会で使用されるために建てられた建築物で、オーストラリアで最初の大陸ヨーロッパ風建築物と言われています。ゴシック様式やロマネスク様式など数種の様式が混ざり合った独特の建物です。カールトン庭園は園芸が盛んといわれるオーストラリア有数の庭園の一つです。

シドニー・オペラハウス

登録:2007年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)

オペラハウス

シドニー・オペラハウスは、オーストラリアのシドニーにある文化遺産です。

設計者は計画決定当時無名だった建築家ヨーン・ウツソンであるが独創的な形状と構造設計の困難さなどにより工事は大幅に遅れ、1959年に着工したものの竣工は1973年でした。

世界で最も建造年代が新しい世界遺産であり、完成後はシドニーのみならずオーストラリアのシンボルとしても親しまれています。シドニー港に突き出した岬であるベネロング・ポイントに位置し、貝殻やヨットの帆を思わせる外観は、シドニー・ハーバーブリッジとともにシドニーを訪れる観光客の定番の撮影スポットでもあります。

オーストラリアの囚人遺跡群

登録:2010年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅵ)

オーストラリアの囚人遺跡群は、オーストラリアにある刑場遺跡で文化遺産です。

主にタスマニア州、ニュー・サウス・ウェールズ州、西オーストラリア州の海岸線及びノーフォーク島に位置していて、かつて大英帝国のオーストラリアにおける植民地拡大時代にアボリジニの人々がそこに移住するよう強制されました。何万もの男女、子供が強制的に収容所に送られ、居住していました。

この遺産群は大規模な囚人の移送と強制労働者を用いた帝国主義に基づくヨーロッパ勢力による植民地拡大の現存する重要な証拠と考えられます。

バッジ・ビム

登録:2019年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)

バッジ・ビムは、オーストラリアにある死火山に関連する文化的景観で文化遺産です。

バッジ・ビムは、ほぼ100平方キロメートルにわたりウナギ漁の仕掛けや堰など複雑なシステムを用いていた歴史があり、遺跡からは一般的に考えられているアボリジニの遊牧生活とは異なります。マウントエクルズの玄武石を利用し、石造りの円形住居を築き定住していたことや養鰻のために川の流れを変えるなどの工事も行っていたといわれています。グンディッジマラ族の子孫によって10年以上にわたり伝えられています。

グレートバリアリーフ

登録:1981年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

グレートバリアリーフ

グレートバリアリーフは、オーストラリアにある世界最大のサンゴ礁地帯で自然遺産です。

グレートバリアリーフは宇宙空間からも確認できるほど広大であり、生物が作り出した単一の構造物としては世界最大です。

しかし、その生物とは微小なサンゴやポリプ等の有機体であり、これらが数十億集まって形成しているサンゴ礁。そして、この暗礁は生物多様性を支える重要な役目を持っています。また、危急種や絶滅危惧種などに相当する固有種等、多くの生命にとって安住の地でもあります。

ロード・ハウ島群

登録:1982年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)

ロード・ハウ島群は、オーストラリアのロード・ハウ島とその周辺の島の総称で自然遺産です。

ロード・ハウ島群は海水による浸食で作られた島で、険しい山や珊瑚礁などを抱え、ロード・ハウ島でしか見られない生物を多数抱える、豊かな自然地域です。1981年ロード・ハウ島法等の法律で保護されています。

オーストラリアのゴンドワナ多雨林群

登録:1995年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

オーストラリアのゴンドワナ多雨林群は、オーストラリアにある自然保護地域の総称で自然遺産です。

34の自然保護地域などを抱えるこの遺産は、年間のべ200万人が訪れます。広大な地域を抱え保護地域ごとに違った種類の多雨林を見せます。希少な植物は200種以上抱え、動物もヒメウォンバットやアルバートココドリなどの非常に珍しい動物も多種抱えています。

またオーストラリア大陸が他の大陸から分離する前の痕跡なども残す貴重な遺産でもあります。

クイーンズランドの湿潤熱帯地域

登録:1988年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

デインツリー

クイーンズランドの湿潤熱帯地域は、オーストラリアにある湿潤熱帯地域で自然遺産です。

クイーンズランドの湿潤熱帯地域は、グレートバリアリーフに沿うように存在する熱帯雨林地帯で、南北に長い。その範囲は700以上の私有地を含めた国立公園や保護区からなり、多数の動物を抱えています。中には絶滅の危機にひんした種も存在しています。

砂漠イメージの強いアボリジニの人びとは自らを「熱帯雨林の住人」と呼び、この熱帯雨林地域に約5万年前から住んできたと言われています。その広さだけでなく1億3000年前に形成された世界でも最古の熱帯雨林地域になっています。

西オーストラリアのシャーク湾

登録:1991年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

ストロマトライト

西オーストラリアのシャーク湾は、オーストラリアにある湾で自然遺産です。

現生のストロマトライトがあります(化石ではなく、生きたものが現存する)。ストロマトライトは最初に地上に上がった生命体で、32億年程前にはすでに存在していたと言われています。冬の気温は15℃ほどだが水温は20℃以上あることから、ジュゴン、ジンベイザメ、ウミガメ、イルカ、オニイトマキエイなどが群生し、インド洋から南極海へ移動するザトウクジラも立ち寄ります。

クガリ(フレーザー島)

登録:1992年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)

クガリ(フレーザー島)は、オーストラリアにある世界でもっとも大きな砂島で自然遺産です。

標高200mの砂丘の上の熱帯雨林は、世界中でもここでしか見ることができない貴重な大木群でもあります。また、先住民アボリジニが5000年以上も前に利用していた貝塚、漁具、生活の跡が残る樹木、野営地を見学することもできます。繁殖と子育てのためにやって来るザトウクジラをホエールウオッチングすることもできます。

まとめ

オーストラリアの世界遺産を簡単にまとめてみました。思っていたよりも自然遺産や複合遺産が多いですね。実際に訪れたいです。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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