【世界遺産を巡る旅】オーストリア

オーストリア

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】オーストリア

57ヶ国目はオーストリア。2021年7月現在、世界遺産9件(文化遺産9件)です。

オーストリアはウィーンしか行ったことないので、他も行ってみたいですね。プラフッタで食べたターフェルシュピッツが最高でした。

それではハオーストリアの世界遺産を見ていきましょう。

ザルツブルク市街の歴史地区

登録:1996年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

ザルツブルグ

ザルツブルク市街の歴史地区は、オーストリアの都市で文化遺産です。

紀元前より岩塩の交易によって栄えてきたこの町は、「ザルツ(塩の)ブルク(城)」と呼称されてきました。9世紀には司教座が置かれて宗教都市として栄え、ザルツァッハ川左岸の旧市街には、教会や歴史的建造物が数多く建てられ、「北のローマ」あるいは「北のフィレンツェ」と称されました。

「教会国家」としての長い歴史にちなむ遺産、バロック時代に由来する多くの建築物群、モーツァルトの生家など音楽にまつわる多くの遺産で知られています。

シェーンブルン宮殿と庭園群

登録:1996年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)

シェーンブルン宮殿

シェーンブルン宮殿と庭園群は、オーストリアの首都ウィーンにある宮殿で文化遺産です。

ハプスブルク王朝の歴代君主が主に離宮として使用していました。マリア・テレジアはこの離宮を居城とすることにし、大規模な増改築を行いました。外観を重厚な様式で統一する一方、ピンクであった建物の壁をずべて黄色に塗り替え、内部は、貝や花、唐草模様などをモチーフにした、繊細で優雅なロココ様式で統一しました。

ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観

登録:1997年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)

ハルシュタット

ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観は、オーストリアの風光明媚なザルツカンマーグート地方にあるで文化遺産です。

真珠に喩えられるハルシュタット湖とダッハシュタイン山塊に囲まれるようにして発達した岩塩採掘の町ハルシュタットは、「世界の湖岸で最も美しい街」とも評される独特の景観美を呈しています。

街には、15世紀末の教区教会やゴシック様式の聖ミカエル礼拝堂などが残っており、他の建物も景色にとけこむように昔の姿を保っています。

ゼメリング鉄道

登録:1998年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ゼメリング鉄道は、オーストリアにあるゼメリング峠を通る、ヨーロッパで最初に国際標準軌間を採用した山岳鉄道で文化遺産です。

標高約1000mの峠を越えて、グログニツ駅とミュルツツーシュラーク駅を結ぶ山岳路線で、アルプスを越えた最初の鉄道です。ゼメリング鉄道の設計者はカール・リッター・フォン・ゲーガ。ダイナマイトのない時代、人力で岩を崩し、僅か6年で鉄道を通したのは奇跡と言われています。

グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城

登録:1999年(文化遺産)、2010年拡張 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

グラーツ

グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城は、オーストリアにある都市、城で文化遺産です。

中央ヨーロッパの街並みの中で、時代ごとに異なる様々な建築様式の流入と調和をよく保存していることが評価されています。かつて栄華を極めた、ハプスブルク家によって発展を遂げたことで知られており、歴代の「神聖ローマ皇帝」も輩出しているなど、オーストリアの歴史と非常に深い関係を持っている場所です。

現存するエッゲンベルク城は、17世紀のエッゲンベルク家当主で帝国の内務長官を務めたハンス・ウルリヒ・フォン・エッゲンベルクの時に建てられました。手がけたのはイタリア人建築家のピエトロ・デ・ポミスで、ルネサンス様式からゴシック様式への移行期、すなわちマニエリスム様式の城です。

ヴァッハウ渓谷の文化的景観

登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ヴァッハウ渓谷

ヴァッハウ渓谷の文化的景観は、オーストリア北部のドナウ川下流地域に広がる景勝地で文化遺産です。

渓谷の両岸には古城や修道院が点在し、観光クルーズとして人気があります。ドナウ川流域には太古の人々が生活していた数多くの痕跡が残っていますが、1909年にヴィレンドルフで発見された石像はその精緻さにおいては最上のものであり、「ヴィレンドルフのヴィーナス」と呼ばれています。また、この石像の存在は、太古のドナウ文明に女系中心の社会が存在したことをうかがわせる証左となっています。

ウィーン歴史地区

登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

ウィーン

ウィーン歴史地区は、オーストリアの首都ウィーンの歴史地区で文化遺産です。

古代ローマ時代からの歴史を持ち、その旧市街には様々な時代に立てられた様々な建築様式の建造物群が現存しています。世界遺産の登録に当たっては、特にバロック時代以降の優れた建造物群や19世紀の都市計画の成果などが評価されたほか、近世以降「音楽の都」としてヨーロッパ文化史上で重要な役割を果たしたことなどが評価されました。

建築計画により景観を損ねる懸念から危機遺産に登録されています。

フェルテー湖 /ノイジードル湖の文化的景観

登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅴ)

フェルテー湖 /ノイジードル湖の文化的景観は、オーストリア、ハンガリーにある湖で文化遺産です。

オーストリアとハンガリーにまたがり、ドイツ語ではノイジードル湖、ハンガリー語ではフェルテー湖と呼ばれています。ハンガリーとオーストリアの境目に位置するこの湖の周辺は、古来、様々な文化の交流する地域でした。登録に当たっては自然環境そのものよりも、そうした周辺の農業景観や近代の宮殿などが織りなす独特の文化的景観が評価されました。

アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群

登録:2011年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅴ)

アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群は、紀元前5000年頃から前500年頃までにアルプス山脈周辺で建設された杭上住居の遺跡群で文化遺産です。

スイス(56件)、イタリア(19件)、ドイツ(18件)、フランス(11件)、オーストリア(5件)、スロベニア(2件)の6か国111件の資産によって構成されています。

杭上住居は高床式の住居の一種で、湖や湿地に杭を立て、その上に住居が築かれました。湖上に立てた当初の理由は、外敵に対する警戒や、農業に適した土地を住宅地に割かなくてすむようにするなどの理由であったと考えられています。

まとめ

オーストリアの世界遺産を簡単にまとめてみました。行ったことのある国ですが、ウィーン以外も訪れてみたいですね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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