【世界遺産を巡る旅】オランダ

オランダ

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】オランダ

68ヶ国目はオランダ。2021年7月現在、世界遺産10件(文化遺産9件、自然遺産1件)です。

オランダは一度行ったことあるんですが、時間なくてほとんど観光してないんでゆっくり見て周りたいですね。。

それではオランダの世界遺産を見ていきましょう。

スホクラントとその周辺

登録:1995年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)

スホクラント

スホクラントとその周辺は、オランダの元はゾイデル海に浮かぶ島であった場所で文化遺産です。

島の住民は独自の方言や文化を育んでいましたが、高潮で危険であるとして19世紀に放棄されました。

島には三つの集落があり、北の集落は主にローマ・カトリック、南の二つの集落は主にオランダ改革派を信仰し、三つの集落からなる自治体スホクラント村には1849年に641人の人口がいました。孤立した島に住む人々は独特の方言を話し独特の衣装を作るなど、島独自の生活や文化を築いてきました。

オランダの水利防塞線群

登録:1996年(文化遺産)、2021年拡張 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅴ)

オランダの水利防塞線群は、オランダにある42の要塞が配置された全長135キロに及ぶ堤防で文化遺産です。

1996年当時はアムステルダムの防塞線として単独での登録だったものの、2021年に拡張されたことにより名称も変更されました。

アムステルダムの防塞線は、まず何よりも防衛的な「ウォーター・ライン」であった。敵の攻撃の際には、最後の本丸といえたアムステルダム周辺の大通りが水没し、敵の前進を妨げます。しかしアムステルダムの防塞線は実戦で使われることがないまま、第一次世界大戦での航空機の投入によって、時代遅れのものとなってしまいました。

キンデルダイク=エルスハウトの風車網

登録:1997年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

キンデルダイク

キンデルダイク=エルスハウトの風車網は、オランダある風車網で文化遺産です。

アルブラセルワールト干拓地の排水を行うために、1740年代に19台の風車が建設されました。この風車網は、オランダ国内で最大規模のものです。また、オランダの観光地の中で最もよく知られた場所のひとつです。

国土の 1/4 程度が海面よりも低いオランダにおいて、排水システムは最も重要な問題であり、風車網を建設し、水面がある一定の高さに到達した際に風車のポンプを利用することで水面の維持を図りました。また、ポンプによって川に排水された水は再利用が可能です。

キュラソー島の港町ウィレムスタット市内の歴史地区

登録:1997年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅴ)

ウィレムスタット

キュラソー島の港町ウィレムスタット市内の歴史地区は、カリブ海南部に位置するオランダの構成国キュラソーにあるで文化遺産です。

アムステルダムの運河沿いを髣髴とさせるような特徴的な破風の建物が美しいパステルカラーに彩られた町並みは、オランダ海上帝国の植民都市として建設され、熱帯地方の気候に順応しつつ発展したかつての都市計画を伝えるものです。

キュラソー島の歴史は1499年アメリゴ・ベスプッチにより発見され以降スペイン領となったことから始まります。1634年にオランダ西インド会社に奪還された後は、スペインとオランダ間でアメリカ大陸の銀の輸送ルートして奪い合いが続きました。その結果、オランダはスペイン船を襲撃する目的としてこの地にアムステルダム要塞を建てています。

Ir.D.F.ヴァウダヘマール(D.F.ヴァウダ蒸気ポンプ場)

登録:1998年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

Ir.D.F.ヴァウダヘマール(D.F.ヴァウダ蒸気ポンプ場)は、オランダにある蒸気式揚水場で文化遺産です。

干拓によって造成された低地が国土の大部分を占めるオランダでは、歴史的に水の排出が重要な課題でした。風力を利用した揚水装置である風車はオランダを象徴する景観として有名です(キンデルダイク=エルスハウトの風車網、世界遺産)。

19世紀後半からは蒸気式の装置が次々と導入されて各地で活躍しました。Ir.D.F.ヴァウダヘマールもそのひとつであり、今日もなお現役で運用されています。

ベームスターの干拓地

登録:1990年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

ベームスターの干拓地は、オランダ初の干拓地で文化遺産です。

元々は、オランダ東インド会社の海外派遣の食糧確保を目的として、農地の創出を企図したものであり、風車を利用して水を排出しました。実際に農地として使われ始めたものの、排水の不十分さが原因で、一度は牧草地に転用されました。

後に排水技術の向上などによって土地が改善し、現在では温室を使った園芸農業なども営まれています。

リートフェルトのシュレーダー邸

登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)

リートフェルトのシュレーダー邸は、オランダのユトレヒト市内にある住宅で文化遺産です。

夫を亡くしたシュレーダー夫人(トゥルース・シュレーダー・シュラーダー)と3人の子供たちのために建てられました。

モンドリアンの抽象画を建築化したかのような外観で、白・灰の面と黒・赤・黄・青の線によって構成されています。これは1917年に発表された「赤と青のいす」の造形原理を発展させたものです。デ・ステイル建築を代表する作品となっています。

アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域

登録:2010年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

運河

アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域は、オランダのアムステルダムにある運河で文化遺産です。

アムステルダムは、100㎞以上の運河と約90の島々、そして1500もの橋から成り立っています。3つの主要な運河であるヘーレン運河、プリンセン運河 、ケイザー運河は、いずれもオランダが黄金時代を迎えていた17世紀に掘られたもので、都市の周りを同心円状に巡っています。それらは「グラクテンゴルデル」として知られ、主要な運河沿いには実に1550もの記念建造物群が存在しています。

ファン・ネレ工場

登録:2014年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ファン・ネレ工場は、オランダのロッテルダムにある1995年まで操業されていたたばこ、コーヒー、紅茶の製造工場で文化遺産です。

1925年から1931年に建設された初期の工場施設群は「オランダ機能主義建築の最高傑作」、「オランダ近代建築史上ひいては近代建築史上を飾る代表作のひとつ」、「20世紀前半における近代主義・機能主義の象徴」などと評されています。熱帯地方から調達された原料を加工するヨーロッパ市場向けの嗜好品工場であったことから、オランダの商業発展の例証という点でも意義を持ちます。

ワッデン海

登録:2009年(自然遺産)、2014年拡張 登録基準:(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

ワッデン海

ワッデン海は、北西ヨーロッパ大陸の一部と北海の間に横たわる水域とそれに関連する海岸の湿原の名前で自然遺産です。

ワッデン海は潮の満ち引きで6時間ごとに海になったり、陸地になったりという不思議なサイクルを繰りかえす土地です。1日4回繰り返されるこの現象は、砂底を耕すナゾの生物によってが守られています。ワッデン海は地球最大規模の干潟といわれています。

ワッデン海は、豊かな動物相、鳥類相(英語版)そして植物相で知られている。今日、ワッデン海の大部分は、周辺3か国の協力で保護されています。

まとめ

オランダの世界遺産を簡単にまとめてみました。数も多いし、見どころたくさんです。ぜひ行ってみたい。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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