こんにちはnemoです。
新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。
【世界遺産を巡る旅】イギリス中編
69ヶ国目はイギリス。2021年7月現在、世界遺産31件(文化遺産26件、自然遺産4件、複合遺1件)です。
イギリスと言えばサッカー。プレミアリーグ見に行きたいですね。あとはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドと周ってみたい。
それではイギリスの世界遺産を見ていきましょう。
エディンバラの旧市街と新市街
登録:1995年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)
エディンバラの旧市街と新市街は、スコットランドの首都エディンバラの一部で文化遺産です。
中世の都市図とスコットランド宗教改革時代の建物が多く残ります。 ここは争いの絶えなかった地域のため、旧市街は中世ヨーロッパ要塞都市の景観を残しています。
一方、新市街は18世紀以降に発展した新古典主義の建物が並びます。その区画整理された街並みは非常に美しく、その後のヨーロッパの都市計画に影響を与え、「計画都市の最高傑作」と謳われるほどです。
マリタイム・グリニッジ
登録:1997年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)
マリタイム・グリニッジは、イングランドにあるグリニッジ平均時の基準となる都市で文化遺産です。
水運と密接に結びついてきたグリニッジの歴史的建造物群は、世界遺産に登録されている。
グリニッジ天文台がある都市としてよく知られており、この天文台をグリニッジ子午線が通っています。かつて、協定世界時に置き換えられるまでは、グリニッジ天文台での時間計測に基礎を置いたグリニッジ平均時が用いられていました。
グリニッジはもはや実用的な天体観測を主導する場ではないですが、ここではいまなお報時球は正確に午後1時を知らせています。またジョン・ハリソンの海事クロノメーターをはじめとする天文学や航海術に関する道具を集めた博物館が併設されています。
オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地
登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)
オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地は、スコットランドにある新石器時代に属する4種の遺跡で文化遺産です。
オークニー諸島のメインランド島に残る新石器時代に属する4種の遺跡、すなわちメイズハウ、ストーンズ・オブ・ステネス、リング・オブ・ブロッガー、スカラ・ブレイを対象としています。保存状態の良好さ等によって、北ヨーロッパの新石器時代の文化水準を窺い知ることに大きく寄与している点などが評価されました。
ブレナヴォンの産業景観
登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)
ブレナヴォンの産業景観は、ウェールズ南東部にある町の産業景観で文化遺産です。
ブレナヴォンは1788年に始まった製鉄業で成長した町です。その遺構の一部は博物館になっています。かつては製鋼と炭鉱が続いて成長して町も賑わいました。18世紀後半に建設されたブレナヴォン製鉄所は、溶鉱炉跡がほぼ完全な形で残されています。 当時の最新鋭の技術で造られた溶鉱炉です。
バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群
登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)
バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群は、バミューダ諸島のバミューダ島にある文化遺産です。
バミューダ諸島中最初に定住が進められた町であり、今日でもアメリカ州最古のイギリス植民地とされています。17世紀から18世紀にかけて、石灰岩で造られた白亜の壁を持つ家々の美しい町並みや要塞群が有名です。
要塞群は17世紀から20世紀の、イギリス軍の軍事技術の進歩の過程がよくわかると評判です。名士たちは後世の変化のあらゆるしるしを隠し、町の景観を破壊しかねない発達を妨げる熟考した上の努力を行ってきました。
ソルテア
登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)
ソルテアは、イングランドのウェスト・ヨークシャー州にあるヴィクトリア時代のモデル・ヴィレッジで文化遺産です。
実業者タイタス・ソルトによって1853年につくられた、ヴィクトリア朝時代のモデル・ヴィレッジです。碁盤の目に区切られた町には、850軒の労働者の住宅に加え病院や公園などが建設されました。町は清潔と安全性が何よりも重視されたのです。それはすべて工場の生産性を上げるためのものでしたが、結果的には理想の町になったのです。
ニュー・ラナーク
登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)
ニュー・ラナークは、スコットランドにある村で文化遺産です。
18世紀末の産業革命時に造られた紡績工場と労働者住宅群から成る産業集落です。ニュー・ラナークの起源は、1786年にデヴィッド・デイルが綿紡績工場や工場労働者用の住宅を建設したことです。ニュー・ラナークはソーシャルビジネスにより事業的にも成功を収め、いわゆるユートピア社会主義を体現する存在となりました。
ダーウェント峡谷の工場群
登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)
ダーウェント峡谷の工場群は、イギリスのダービーシャー州ダーウェント川沿いにある文化遺産です。
ミル (Mill) ともいう近代的な工場は、リチャード・アークライトが発展させた綿紡績のための新技術に適応すべきものとして、この地で生まれました。1769年にアークライトの発明した紡績機は、先行するジェニー紡績機をさらに発展させたものであり、水車を動力源としていたことから川沿いに設置することが必要でした。こうして設置されていった工場群は、産業革命の最も初期の工場群として、現代の機械制大規模工場生産の淵源となりました。
なおかつ、農村の景観に工業設備群が組み込まれるということは、工場労働者たちの住居の建設にもつながります。立地条件の悪さから、労働者の雇用に配慮する必要があったためです。こうした動きが、単に歴史的な価値だけでなく、この地に独特の産業景観を生み出すことにもなりました。
キュー王立植物園
登録:2003年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)
キュー王立植物園は、イギリスの首都ロンドン南西部のキューにある王立植物園で文化遺産です。
キュー王立植物園の歴史はテュークスベリーのケープル卿が熱帯植物を集めた庭を作ったことに始まります。1840年に庭園は国立の植物園と改組されました。
世界各地から資源植物(人間生活に必要なものを作ることができるとされた植物)を集め、品種改良などをおこなう場でもありました。園内には歴史的建造物が点在し、4棟がイギリス指定建造物1級に指定されています。
コーンウォールと西デヴォンの鉱山景観
登録:2006年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)
コーンウォールと西デヴォンの鉱山景観は、イギリス南西部のコーンウォール州からデヴォン州西部にかけてのいくつかの鉱山景観で文化遺産です。
一帯の景観は18世紀から19世紀に銅やスズの深い鉱脈を採掘していったことによって、根源的な変貌を遂げました。地下鉱山、エンジン・ハウス、鋳造所、ニュータウン、小さな畑、港湾、関連産業群などは、いずれも19世紀初頭には世界で供給される銅の3分の2を産出するまでになった豊かな技術革新を反映するものとなっています。
ポントカサステ水路橋と運河
登録:2009年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)
ポントカサステ水路橋と運河は、ウェールズにあるディー川の上に架かる航行可能な水道橋および運河で文化遺産です。
ランゴレン運河の一部にあたり、トーマス・テルフォードとウィリアム・ジェソップによって築かれたこの水道橋は1805年に完成し、英国でもっとも長く、もっとも高いものです。水道橋は毎年のべ10,000艘以上の運河船(ナローボート)が航行し、また25,000人以上の歩行者が渡る英国最大のものです。
まとめ
イギリスの世界遺産を簡単にまとめてみました。数も多いし、見どころたくさんです。ぜひ行ってみたい。
早く自由に旅できる日がきてほしいですね!
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