こんにちはnemoです。
新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。
【世界遺産を巡る旅】イギリス後編
69ヶ国目はイギリス。2021年7月現在、世界遺産31件(文化遺産26件、自然遺産4件、複合遺1件)です。
イギリスと言えばサッカー。プレミアリーグ見に行きたいですね。あとはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドと周ってみたい。
それではイギリスの世界遺産を見ていきましょう。
フォース橋
登録:2015年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)
フォース橋は、スコットランドのエディンバラ近郊のフォース湾に架かる鉄道橋でで文化遺産です。
全長2530mの世界で最も長いカンチレバートラス橋(支間距離が比較的長い橋に用いられる方式)で1890年に完成しました。19世紀、「テイ橋の悲劇」をはじめとして強風による落橋事故が相次いだため非常に強固な橋として設計されました。その優れた造形美は、建築構成物をそのまま装飾なしで残しているためです。
ゴーハムの洞窟群
登録:2016年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)
ゴーハムの洞窟群は、ジブラルタルにあるゴーハム洞窟とヴァンガード洞窟をはじめとする46洞で文化遺産です。
ロック・オブ・ジブラルタルと呼ばれる岩の東側には、200余りの洞窟があり、中でもゴーラム、ヴァンガード、ハイエナ、ベネットと呼ばれる4つの洞窟からは、12万5千年以上前のものとみられるネアンデルタール人の生活跡が発見されています。
彼らが意思疎通の際に使用したと考えられる彫刻や彼らが食したであろう植物や動物の遺物が発見されており、それにより彼らが多様な飲食物を摂取していたことが示され、考古学上重要な発見とされています。
イングランドの湖水地方
登録:2017年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅴ)、(ⅳ)
イングランドの湖水地方は、イングランド北西部・カンブリア郡に位置する地域で文化遺産です。
氷河終了後に形成されたと考えられるU字渓谷や自然湖が点在しており、手つかずの自然が残されている地域です。また、人々は、これらの自然を活かし、古くから放牧や農業を行っており、まさに文化的景観(自然と人間の共同作品)を肌で感じることができる遺産です。
風光明媚な地域で、イングランド有数のリゾート地・保養地としても知られています。
ジョドレルバンク天文台
登録:2019年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)
ジョドレルバンク天文台は、イギリスのマンチェスター大学ジョドレルバンク天体物理学センターの天文台の1つで文化遺産です。
1957年夏に口径76mのラヴェル望遠鏡が完成し、幾度かの改良を経て現在も現役で観測に使用されています。単一口径の可動型電波望遠鏡としては、ドイツのボン郊外にあるエフェルスベルク電波望遠鏡、およびアメリカ合衆国ウェストバージニア州にあるグリーンバンク望遠鏡についで、2008年現在世界第3位の口径を有します。
ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸
登録:1986年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)
ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸は、イギリス・北アイルランドにある石柱群が連なる地域で自然遺産です。
6000年前ヨーロッパ大陸西部の火山噴火によって流出した、大量のマグマが冷却してできた石柱群です。柱はほとんどが六角柱で、中には、四角、五角、七角、八角のものもあります。最も高い柱は12mに達し、崖で凝固した溶岩には厚さ28mになるものもあります。
ジャイアンツ・コーズウェー(「巨人の石道」)の名は、アイルランドの伝説の巨人フィン・マックールがスコットランドの巨人ベナンドナーと戦いに行くためにコーズウェーを作ったとされています。
ヘンダーソン島
登録:1988年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅹ)
ヘンダーソン島は、南太平洋のピトケアン諸島に属するイギリス領の無人の孤島で自然遺産です。
この孤島にはかつてポリネシア人による社会が存在していましたが、後にその社会は消滅し(いわゆるミステリー・アイランドの一つ)、1606年にスペイン人航海士ペドロ・フェルナンデス・デ・キロスによって再発見されました。キロスによると、上陸した際は無人島でしたが、古代ポリネシア人が生活していた思われる痕跡があったとのこと。
ヘンダーソンオウム、ヘンダーソンクイナなど5種類の鳥や10種の植物、および昆虫やカタツムリの種の大半がヘンダーソン島固有種であるなど、今も手つかずの自然が残っています。
ゴフ島とイナクセシブル島
登録:1995年(自然遺産)、2004年拡張 登録基準:(ⅶ)、(ⅹ)
ゴフ島とイナクセシブル島は、南大西洋に浮かぶイギリスの海外領土で自然遺産です。
ゴフ島は南大西洋にあるイギリス領の火山島です。定住者はおらず、1956年からイギリスや南アフリカが維持している気象観測所の職員がいるだけとなっています。
トリスタンダクーニャ島民や科学者が時折島に訪れる以外は無人島となっています。イナクセシブル島では島独特の豊かな自然があり、3000羽以上の野生の海鳥が生息しています。
ドーセットと東デヴォンの海岸
登録:2001年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)
ドーセットと東デヴォンの海岸は、イングランド南部のイギリス海峡に面した海岸で自然遺産です。
2億5千万年前から始まる三畳紀から、ジュラ紀、白亜紀へと続く中生代の地層が、連続して見られる世界で唯一の場所です。
ジュラシック・コートとも呼ばれています。ジュラ紀の地層からは、アンモナイトや、海を泳いでいた爬虫類のイクチオサウルスなど多くの化石が見つかっています。
セント・キルダ
登録:1986年(複合遺産)、2004、2005年拡張 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)、(ⅶ)、(ⅸ)、(ⅹ)
セント・キルダは、イギリス領の孤立した群島で複合遺産です。
セント・キルダには少なくとも2000年間、人が暮らしてきた歴史がありましたが、人口はおそらく180人を超えることはなかっただろうと言われています。1930年、4島のうち唯一の有人島であったヒルタから住民全体が避難しました。夏のあいだは科学者たちや保全作業員、ボランティアがやってくるものの、現在、唯一1年を通じて島に暮らすのは、防衛担当者だけです。
2つの種類の異なる古い種類のヒツジがこれらの離島で生き延びてきました。新石器時代の種であるソアイ種、鉄器時代の種であるボーレー種です。島は多くの貴重な、シロカツオドリやニシツノメドリ、フルマカモメといった海鳥の繁殖地でもあります。セントキルダミソサザイとセントキルダノネズミは島独自の亜種です。
海商都市リヴァプール
2004年に登録されたものの、再開発計画が進められたことを理由に、危機遺産遺産指定を経て、2021年に登録抹消されました。
まとめ
イギリスの世界遺産を簡単にまとめてみました。数も多いし、見どころたくさんです。ぜひ行ってみたい。
早く自由に旅できる日がきてほしいですね!
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