【世界遺産を巡る旅】イスラエル、エルサレム

イスラエル

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】イスラエル

33ヶ国目はイスラエル。2021年5月現在、世界遺産9件(文化遺産9件)です。

イスラエルも行きたい国一つ。いろいろとありますけど、元々行こうとは思っていた国。政情が安定してくれるといいけど。

それではイスラエルの世界遺産を見ていきましょう。

マサダ

登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅵ)

マサダ

マサダは、イスラエル東部、死海西岸近くにある城址で文化遺産です。

紀元前120年頃、死海のほとりの砂漠にそびえる切り立った岩山の上に建設され、後にヘロデ大王が離宮として改修しました。山頂へは「蛇の道」と呼ばれる細い登山道が一本あるのみ、周囲は切り立った崖で、難攻不落と言われました。マサダは現代ユダヤ人にとり、民族の聖地となっています。

アッコ旧市街

登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅴ)

アッコ旧市街は、イスラエル北部の西ガリラヤ地方に位置する市で旧市街が文化遺産です。

古くは地中海に面する重要な港湾都市として、また聖地エルサレムへの玄関口としてスラム教とキリスト教の勢力が支配を巡ってせめぎ合ってきた土地となっています。

現在の町は18世紀から19世紀にかけてオスマン帝国が築いたものです。旧市街は地上にオスマン帝国時代の各種建築物が残っているだけでなく、地下により古い十字軍時代の大規模な遺構が現存していることが確認されています。

テルアビブの白い都市 -近代化運動

テルアビブ

登録:2003年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

テルアビブの白い都市 -近代化運動は、イスラエルのテルアビブの街区で文化遺産です。

1920年代から1950年代にかけて白色や明るい色の建造物群が建てられました。それらの建造物はバウハウス様式あるいはインターナショナル・スタイルが採用されています。

いまだにそうした様式の建物を4000軒以上も見ることができ、これは一都市内に集中しているものとしては世界でも類を見ないものであり、このことから、この「白い都市」は20世紀前半の建築や都市計画を考える上で逸することの出来ない優れた例証とされています。

聖書ゆかりの遺丘群-メギド、ハツォル、ベエル・シェバ

登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅵ)

聖書ゆかりの遺丘群-メギド、ハツォル、ベエル・シェバは、イスラエルにある遺丘で文化遺産です。

遺丘(テル)とは丘状に堆積した都市や集落の遺跡のことである。西アジアでは建材に日干しレンガが用いられることがしばしばあり、都市や集落は放棄されて時間がたつと、崩れたレンガが堆積した丘になります。

同国内に200ほど残る遺丘(テル)の中でも特に代表的で、旧約聖書にも登場する3つの丘が対象となっています。これらは単に旧約聖書で言及されていることだけに意義があるのではなく、古代の水利施設の遺構や、近隣諸地域の建築様式の影響が見られる建造物跡など、青銅器時代から鉄器時代にかけての都市や文化交流の様子を伝えていることも重要です。

ネゲヴ砂漠の香の道と都市群

登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)

ネゲヴ砂漠の香の道と都市群は、イスラエル南部のネゲヴ砂漠にある文化遺産です。

紀元前2世紀頃から紀元3世紀頃に、この地に住んでいたナバテア人たちは乳香や没薬といった香の交易で栄えていました。交易路はペトラ、ガザ、エイラートなどとネゲヴの都市群を結ぶもので、そうした交易を偲ばせる遺跡や道が織りなす文化的景観を登録したものです。

主な登録対象には、ハルザ、マムシト、アヴダト、シヴタの4つの都市遺跡と、6箇所の城塞・隊商宿のほか、キャラバンが通った交易路の一部も含まれています。さらに交易路に打ち立てられた22箇所のマイルストーン群も対象です。

ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖地群

登録:2008年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅵ)

ハイファ

ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖地群は、イスラエル国にあるバハイ教の聖地群で文化遺産です。

19世紀のイランで発祥した新宗教バハイ教の聖地群であり、同宗教の前身にあたるバーブ教の開祖バーブの廟や、彼の後を継いでバハイ教を説いたバハオラの廟など26の建造物が、教団の本部があるハイファとバハオラが過ごしたアッコ周辺に点在しています。バハイ教徒にとって重要な巡礼地です。敷地内にはバハイ教の世界本部があるほか、庭園や記念碑が配されています。

新宗教の宗教施設としては世界初の登録です。

人類の進化を示すカルメル山の遺跡群:ナハル・メアロット(ワディ・エル=ムガーラ)の洞窟群

登録:2012年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)

人類の進化を示すカルメル山の遺跡群:ナハル・メアロット(ワディ・エル=ムガーラ)の洞窟群は、イスラエルのカルメル山西側斜面にある渓谷で文化遺産です。

人類の進化の研究上重要な4つの洞窟群が残っている地域であり、およそ50万年前からの進化の推移を伝える点や、ネアンデルタール人と現生人類の関わりを示す遺跡が存在する点などが評価されています。

ユダヤ低地にあるマレシャとベト・グヴリンの洞窟群 :洞窟の大地の小宇宙

登録:2014年(文化遺産) 登録基準:(ⅴ)

ユダヤ低地にあるマレシャとベト・グヴリンの洞窟群 :洞窟の大地の小宇宙は、イスラエルの南部地区にある国立公園で文化遺産です。

聖書にも記載されている古都マレシャと、ローマ都市として繁栄したベト・グヴリンにある地上・地下両層に広がる遺跡が対象になっています。

この遺跡で出土した遺構には、大規模な墓所、埋葬用の洞窟群、古代ローマ時代のアンフィテアトルム、ビザンティン期の聖堂、公衆浴場、モザイク群などが含まれています。

ベート・シェアリムのネクロポリス – ユダヤ人再興の中心地

登録:2015年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)

ベート・シェアリムのネクロポリス – ユダヤ人再興の中心地は、イスラエルの、ハイファの南東にある文化遺産です。

ネクロポリスは、紀元前2世紀以降に建設されたもので、複数のカタコンベで構成されています。これらはローマ帝国に対する第二次ユダヤ戦争のあと、エルサレムの外につくられた初期ユダヤ教の墓地です。このネクロポリスはベート・シュアリム国立公園内にあります。

ベート・シェアリムはユダヤ教の格言集であるミシュナーを完成させたラビ、ユダゆかりの地として、彼が率いるユダヤ人再興の歴史を伝える優れた物証でもあります。

【世界遺産を巡る旅】エルサレム(ヨルダンによる申請)

国ではないものの、諸事情によりヨルダンによる申請で登録された1件です。

エルサレムの旧市街とその城壁群

登録:1981年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)

エルサレム

エルサレムの旧市街とその城壁群は、イスラエルのエルサレム市中にある旧市街で文化遺産です。

エルサレムはいくつかの歴史的な宗教における重要な遺跡を含んでおり、ユダヤ教徒にとっての神殿の丘と嘆きの壁、キリスト教徒にとっての聖墳墓教会、ムスリムにとっての岩のドームとアル=アクサー・モスクなどがあります。城壁に囲まれたわずか1㎢のエルサレム旧市街は、ユダヤ教、キリスト教、
イスラム教の3宗教の聖地となっています。

諸問題によりヨルダンによる申請という変則的な手続きが認められた珍しい物件です。1982年から危機遺産にも登録されています。

まとめ

イスラエルの世界遺産を簡単にまとめてみました。なかなか行かない国々ではありますが、機会があれば行ってみたいです。まだまだ知らないもののたくさんありますね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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