こんにちはnemoです。
新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。
【世界遺産を巡る旅】ナイジェリア
91ヶ国目はナイジェリア。2021年8月現在、世界遺産2件(文化遺産2件)です。
ナイジェリアもサッカー強いですね。アフリカの中ではよく聞く国かなと思います。
それではナイジェリアの世界遺産を見ていきましょう。
スクルの文化的景観
登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)、(ⅵ)
スクルの文化的景観は、ナイジェリアのスクルにある文化遺産です。
スクルの小集落は、古来製鉄がさかんで、製鉄所の遺構などがあります。小集落全体は、自然の地形をうまく活かし、宗教的存在でもある首長の宮殿を丘の上に仰ぎ、その眼下に段々畑が広がる景観を生み出しています。
ただし、その景観は20世紀初頭までは保持されたものの、1912年から10年にわたって近隣の部族に荒らされ、首長の宮殿も廃墟と化しました。ただ、今なお約15,000人が暮らすこの小集落には様々な遺跡が残り、彼らが長い間積み重ねてきた土地利用の様式や共同体の土着文化を伝えています。
オシュン=オショグボの聖なる木立
登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)
オシュン=オショグボの聖なる木立は、ナイジェリアのオショグボにある原生林で文化遺産です。
オシュン川の名前は元々豊穣の女神オシュンに由来しています。ヨルバ人の神話では、オシュン川はこの女神が姿を変えたものだとされています。この川沿いの原生林には女神オシュンが棲むとされ、そこに社を建てて祀ることで、人々は恵みを受け取れると信じられていました。
オシュン川流域で豊かな動物層・植物相を育んでいるこの木立ちと、一体化している数々の社などが、ヨルバ人の持っていた伝統的な世界観を良く示す文化的景観を形成している点や、類似の祭祀場が他ではほとんど見られなくなっている点などが評価されました。
【世界遺産を巡る旅】ニジェール
92ヶ国目はニジェール。2021年8月現在、世界遺産3件(文化遺産1件、自然遺産2件)です。
ニジェールって聞いたことはあるけれど、アフリカのどこにあるのか、どんな国かまったくわかりませんでした。
それではニジェールの世界遺産を見ていきましょう。
アガデス歴史地区
登録:2013年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)
アガデス歴史地区は、ニジェール北部で最大の都市で文化遺産です。
サハラ沙漠の中にあり、トゥアレグ族の支族のひとつアイル人の中心地です。国内外の貿易拠点として栄え、10万人近い人々がこの地で暮らしていて、街の中心には今から500年ほど前に建てられた巨大なモスクや宮殿があります。
アイル・テネレ自然保護区
登録:1991年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)、(ⅹ)
アイル・テネレ自然保護区は、ニジェールにある自然保護区で自然遺産です。
降水量の少ないこの一帯には、荒涼とした景観が広がっています。砂漠の中心にそびえるアイル山には乾季でも絶えない水源があり、少なくとも350種の植物、160種の鳥類、18種の爬虫類、40種の哺乳類が確認されています。その中にはパタスモンキー、ダマガゼル、ムフロンなど、この地域の固有種や絶滅危惧種なども含まれています。
1988年に自然保護区に指定された際、政府はこの地での狩猟、伐採、さらには商品の輸出を一切禁止しました。元々この地に住んでいたトゥアレグ族の反発が強くなったことから、更なる保護のために1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。しかし、かえって反発が激化し内戦に発展したため、1992年には危機遺産に登録されました。
W・アルリ・パンジャリ自然公園群
登録:1996年(自然遺産)、2017年拡張 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)
W・アルリ・パンジャリ自然公園群は、ニジェール、ブルキナファソ、ベナンにまたがる自然遺産です。
W国立公園のニジェール部分の2,200km2のみが1996年に世界遺産に先行登録。2017年に登録範囲が2か国にも拡大され、W国立公園に隣接する、ブルキナファソの「アルリ国立公園」・ベナンの「ペンジャリ国立公園」も登録されました。
西アフリカの生態系と生物多様性に関し、顕著な普遍的価値を有するものとして評価されています。
【世界遺産を巡る旅】ブルキナファソ
93ヶ国目はブルキナファソ。2021年8月現在、世界遺産3件(文化遺産2件、自然遺産1件)です。
ブルキナファソってどこ?って思う方も多い気がします。聞いたことあるけど??って感じです。
それではブルキナファソの世界遺産を見ていきましょう。
ロロペニの遺跡群
登録:2009年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)
ロロペニの遺跡群は、ブルキナファソにある遺跡群で文化遺産です。
近隣には類似の石造遺跡群が多く存在していますが、ロロペニの遺跡は規模と保存状態の両面で傑出しています。高6mの長大な外壁と、仕切りの役割を果たした内壁の遺跡、および敷地内の建造物の痕跡によって構成されています。
この遺跡は放射性炭素年代測定の結果、少なくとも西暦11世紀以前まで遡ると考えられています。黄金の採掘と交易に関連して建てられた施設と推測されており、手がけたのはロロン人もしくはクランゴ人と考えられています。
ブルキナファソの古代製鉄遺跡群
登録:2019年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅵ)
ブルキナファソの古代製鉄遺跡群は、ブルキナファソにある遺跡群で文化遺産です。
この遺跡群には、約15基の直立式の自然通風炉、その他いくつかの炉構造物、鉱山、住居跡があります。ドゥルラは紀元前8世紀にさかのぼるもので、ブルキナファソで発見された鉄生産の発達に関する最も古い証拠です。
鉄鉱石の還元は現在行われていませんが、村の鍛冶屋はさまざまな儀式に参加しながら、道具を供給する主要な役割を果たしています。
W・アルリ・パンジャリ自然公園群
登録:1996年(自然遺産)、2017年拡張 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)
W・アルリ・パンジャリ自然公園群は、ニジェール、ブルキナファソ、ベナンにまたがる自然遺産です。
W国立公園のニジェール部分の2,200km2のみが1996年に世界遺産に先行登録。2017年に登録範囲が2か国にも拡大され、W国立公園に隣接する、ブルキナファソの「アルリ国立公園」・ベナンの「ペンジャリ国立公園」も登録されました。
西アフリカの生態系と生物多様性に関し、顕著な普遍的価値を有するものとして評価されています。
【世界遺産を巡る旅】マリ
94ヶ国目はマリ。2021年8月現在、世界遺産4件(文化遺産3件、複合遺産1件)です。
マリは行ってみたいと思ってた国の一つ。周りの国と大きくは変わらないかもしれませんが、何か興味あり。
それではマリの世界遺産を見ていきましょう。
ジェンネ旧市街
登録:1988年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)
ジェンネ旧市街は、マリにある都市で文化遺産です。
ジェンネは遊牧民と定住民の橋渡しとなる都市であり、サハラ交易の要衝となっていました。伝統的な建造物群は泥で出来ており、壁には『テロン』という木の断片が組み込まれています。建築物の正面は、父、母、子といった家族の様々な構成員を表現していて、点の数は、子の人数を表しています。
2016年には保護体制の不備のため危機遺産に登録されました。
トンブクトゥ
登録:1988年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅴ)
トンブクトゥは、マリにある都市で文化遺産です。
古代より長らく、サハラ砂漠を越えたアフリカ内陸の黒人と北アフリカからやってくるベルベル人やムスリムの商人が出会う交易拠点であって、間接的にはヨーロッパから来る商人ともつながっていたことから、この都市にまつわるさまざまな伝説や物語が伝えられました。
15世紀中頃にはイスラム文化が花開き、100以上のコーラン学校やモスクなどのイスラム施設が建設され、当時の建築物の多くが今日まで残されています。
1990年に危機遺産リストに登録されるも、改善措置がとられたため2005年にリストから削除されました。しかし2012年には再度危険遺産リストに登録されることになりました。
アスキアの墓
登録:2004年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)
アスキアの墓は、マリにある遺跡で文化遺産です。
ソンガイ帝国最盛期の皇帝アスキア・ムハンマドの墓地と考えられています。この遺跡には、ピラミッド状の墓、2つのモスク、墓地とその周辺が含まれています。ピラミッド状の墓は高さ17メートルで、この地方の植民地化以前の建造物群の中では最大を誇ります。
また、同時にこの地方に広がっていくこととなるイスラーム建築様式を採り入れた最初のものでもあります。
マリ北部の地域紛争を理由として、トンブクトゥとともに、危機にさらされている世界遺産に登録されています。
バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
登録:1989年(複合遺産) 登録基準:(ⅴ)、(ⅶ)
バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)は、マリにあるドゴン族居住地域となっている断崖で複合遺産です。
この断崖の所々や、断崖の裾野に、ドゴン族はおよそ700の村落を作り、25万人ほどが暮らしています。ドゴン族の集落は外敵から集落を守るため、断崖の上下に造られた土の要塞で、ドゴン人独特の神話に基づいた社や墓地が造られています。ドゴン族は独自の神話体系を持ち、キリスト教やイスラームに帰依することなくその神話を強固に保持し続けてきました。
まとめ
西アフリカ諸国の世界遺産を簡単にまとめてみました。魅力的なものもありますが写真がない。実際に行くしかないな。
早く自由に旅できる日がきてほしいですね!
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