【世界遺産を巡る旅】ベトナム

ベトナム

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】ベトナム

6ヶ国目はベトナム社会主義共和国。2021年5月現在、世界遺産8件(文化遺産5件、自然遺産2件、複合遺産1件)です。

日本からベトナムへは、直行便で行けますね。ラオス、中国、カンボジアから陸路での入国も可能です。

ベトナムは南北に長いので、かつてはバスで縦断するのが一般的でした。いまはLCCとかうまく利用すれば安く移動できます。ベトナム料理もおいしいので、結構おすすめの国ですね。

それではベトナムの世界遺産を見ていきましょう。

フエの建造物群

登録:1993年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)

フエ

フエの建造物群は、ベトナム中部の都市にある歴史的建造物群で文化遺産です。

フエはベトナム最後の王朝、グエン朝の都として栄えた古都です。皇宮、皇帝廟、仏寺および遺跡が多数残されており、その一部が世界遺産に登録されています。

ベトナムの伝統建築だけでなく、紫禁城を模した王宮やバロック様式の陵墓など、中国や西欧の影響を受けた建築もあり、歴代皇帝の志向や歴史的背景がみられます。しかし、多くの建物はベトナム戦争により失われたました。

古都ホイアン

登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅴ)

ホイアン

古都ホイアンは、ベトナム中部クアンナム省の都市で文化遺産です。

ホイアンはチャンパ王国時代からの古い港町です。16世紀末以降、ポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来航し、大規模な日本人街や中国人街が形成されました。1623年にはオランダ東インド会社の商館も設けられるなど、国際貿易港として繁栄しました。

その後、国際貿易港としての繁栄は、ダナン港へと移行されましたが、街並みは残され、当時の繁栄を今も感じることができます。

ミーソン聖域

登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)

ミーソン

ミーソン聖域は、ベトナム中部クアンナム省にある古代チャンパ王国の聖なる遺跡で文化遺産です。

海上交易の拠点として栄えたチャンパ王国の聖地で、インド文化を取り入れるようになったチャンパ王国の時の王が、ヒンドゥー教のシヴァ神を祀るために木造の祠堂を創建したのが始まりと言われており、その後レンガ造りに建て替えられました。

7世紀から13世紀にかけての遺構が残っているものの、ベトナム戦争当時の爆撃によってかなり破壊されています。

ハノイのタンロン皇城の中心区域

登録:2010年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

ハノイのタンロン皇城の中心区域は、ベトナムの首都のハノイで発掘された遺跡群で文化遺産です。

2003年に発掘された遺跡群です。タンロンとは昇り龍という意味で、ハノイの都市の旧名。1010年から1804年までほぼ一貫してベトナム諸王朝がここに都を置いていたため、各時代の遺跡が重なっているのが特徴です。もっとも古いものは7~9世紀に栄えたダイラ城の文化に関するものと言われており、

胡朝の城塞

登録:2011年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

胡朝の城塞は、ベトナム北部のタインホア省ヴィンロック県で発掘された、胡朝時代に建てられた遺跡群で文化遺産です。

1400年にベトナムに誕生した胡王朝は、中国の明に侵攻されて僅か7年で没落した非常に短命の政権でした。現存しているのは城門だけですが、城壁の高さは約7mあり、南北に約900m、東西に約800mの広さがあったようです。

ハロン湾

登録:1994年(自然遺産)、2000年(拡張) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)

ハロン湾

ハロン湾は、ベトナム北部トンキン湾北西部にある湾で自然遺産です。

石灰岩台地の風化によりできた大小3,000もの奇岩、島々が存在しています。伝承では中国がベトナムに侵攻してきた時、竜の親子が現れ敵を破り、口から吐き出した宝石が湾内の島々になったと伝えられています。

近年は水質悪化や観光客の増加による生態系の破壊が問題になっています。

フォンニャ=ケバン国立公園

登録:2003年(自然遺産)、2015年(拡張) 登録基準:(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

フォンニャ=ケバン国立公園は、ベトナムのクアンビン省のボーチャック県およびミンホア県にある国立公園で自然遺産です。

約86,000haの面積をもち、公園の94%は原生林で、固有種や絶滅危惧種を含む500種を超える植物と800種を超える動物が生息しているといわれています。また、大小約300の洞窟があり、洞窟はそれぞれ多様で、鍾乳洞はライトアップされ幻想的であり非常に美しいようです。

チャンアンの景観関連遺産

登録:2014年(複合遺産) 登録基準:(ⅴ)、(ⅶ)、(ⅷ)

チャンアンの景観関連遺産は、ベトナムニンビン省にある複合遺産です。

先史時代の岩陰遺跡から古都ホアルーに至る人類活動の痕跡、および紅河デルタ南部に発達したカルスト地形が作り出す自然美などが評価され、東南アジア初の複合遺産となりました。点在する物件をまとめたシリアル・ノミネーション・サイトではなく、ひとかたまりの地域を文化的景観として登録したものです。

ベトナム最初の独立王朝言われている丁朝の首都である「古都ホアルー」、カルスト地形の景勝地で陸のハロン湾とも呼ばれる「チャンアン=タムコック=ビックドン景勝地」、絶滅危惧種を含む500種以上の植物が見られる「ホアルー特殊用途林」の3つのエリアに分けられます。

まとめ

ベトナムの世界遺産を簡単にまとめてみました。ベトナムは過去に行った事ありますが、また行きたいですね。バイクで世界遺産巡りできたら最高です。料理もおいしいです。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

コメント