【世界遺産を巡る旅】イエメン、サウジアラビア

イエメン

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】イエメン

30ヶ国目はイエメン。2021年5月現在、世界遺産4件(文化遺産3件、自然遺産1件)です。

イエメンは行ってみたいと思うけど、治安が悪いと言われているので、どうしたものかと。とりあえず妄想だけしておきます。

それではイエメンの世界遺産を見ていきましょう。

シバームの旧城壁都市

登録:1982年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅴ)

シバームの旧城壁都市は、イエメンのハドラマウト地方にある都市で文化遺産です。

ハドラミ人のハドラマウト王国の首都として数世紀に渡り繁栄したました。古くから交易拠点として栄えており、伝統的な家族制度が生んだ日干しレンガの高層家屋が密集する独特の都市景観を示しています。

地上30mにも及び、そのすべてが5~8階建てで、その高層建築物群から、「最古の高層ビル群」、「砂漠のマンハッタン」と形容されることもあります。

サナア旧市街

登録:1986年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅴ)、(ⅵ)

サナア

サナア旧市街は、イエメンの首都サナアの旧市街で文化遺産です。

ノアの箱舟で有名なノアの息子によって拓かれたと伝わる世界最古の都市の一つです。

64のミナレットがそびえ立ち、630年創建の大モスクをはじめ100以上のモスクが点在するサナアの旧市街には、その数6,500棟ともいわれる、日干し煉瓦を積み上げ窓枠に白い漆喰を施した独特の高層家屋が密集しています。

2015年には危機遺産に登録されています。

古都ザビード

登録:1993年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

古都ザビードは、イエメンの西部に位置するフダイダ県に属する都市で文化遺産です。

13世紀から16世紀前半にかけて、イエメンだけではなくインド洋一帯のイスラーム諸地域における教育・宗教の中心地でした。イエメンで最も古いモスクが造られた場所として知られています。

町は城壁で囲まれ、中心部には大モスクやシャーフィイー学派のマドラサ(神学校)であるザビード大学など、往時の繁栄を偲ばせるものが存在しています。

2000年に危機遺産に登録されました。

ソコトラ群島

登録:2008年(自然遺産) 登録基準:(ⅹ)

ソコトラ群島は、イエメンのソコトラ県に属するインド洋上の島で自然遺産です。

苛酷な気象条件の下で動植物が独自の系統的進化を遂げ、イエメン本土のあるアラビア半島とは異なった生態系を形成しており、固有種率は極めて高いです。そのため「インド洋のガラパゴス」とも呼ばれています。

地球温暖化による環境変化や人間による開発などのため、数百種が絶滅を危惧されています。印象的な独特の樹形で知られる竜血樹など特徴的なものも多く存在します。

【世界遺産を巡る旅】サウジアラビア

31ヶ国目はサウジアラビア。2021年5月現在、世界遺産5件(文化遺産5件)です。

メッカ

サウジアラビアはビザが緩和されて観光できるようになったので、機会があれば行ってみたいですね。

それではサウジアラビアの世界遺産を見ていきましょう。

アル=ヒジュルの考古遺跡(マダイン・サーレハ)

登録:2008年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)

アル=ヒジュルの考古遺跡(マダイン・サーレハ)は、サウジアラビア領内に存在していた古代都市で文化遺産です。

考古遺跡群はナバテア人たちが暮らしていた紀元前1世紀から紀元1世紀頃のものが中心で、とくに装飾の施された墓石群が特徴的です。このほか、それ以前に遡る碑文も発見されています。マダイン・サーレハはナバテア人の考古遺跡としては、ヨルダンのペトラに次ぐものです。

ディルイーヤのツライフ地区

登録:2010年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)

ディルイーヤのツライフ地区は、サウジアラビアの首都リヤド郊外に位置する都市で文化遺産です。

サウジアラビアの王族サウード家の本拠地で、1744年から1818年には第一次サウード王国の首都でした。ワッハーブ運動の拠点となる都市でもあったディルイーヤには、第一次サウード王国時代の都市遺跡が多く残っています。

15世紀に設立され、アラビア半島中央部特有のナジド建築様式を今に残し、数々の宮殿跡や、ディルイーヤのオアシスのほとりに建設された都市地区も含まれています。

メッカへの入り口、歴史都市ジッダ

登録:2014年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

メッカへの入り口、歴史都市ジッダは、サウジアラビア西部のマッカ州にある紅海に臨む都市で文化遺産です。

19世紀後半の商人たちが建設した塔状家屋で、装飾された木製の窓や扉を備え、ローシャンタワーと呼ばれる紅海特有の建築が数多く残っています。

この町はメッカ巡礼の玄関口でもあり、世界中のイスラム教徒が集住する。ユニークな発展をとげた紅海建築と、良好に保存された都市要素、アラビアを目指して海伝いに到来する巡礼者たちの玄関口ということが、この町を特徴づけています。

サウジアラビアのハーイル地方の岩絵

登録:2015年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)

サウジアラビアのハーイル地方の岩絵は、サウジアラビアのハーイル州の2遺跡に残る岩絵群で文化遺産です。

中東で最大規模と評価されているだけでなく、アラビア半島が砂漠化していった1万年におよぶ生活様式の変遷を伝えているという点でも価値を有するものです。時期によって描かれる動物などにも違いが見られます。「ジュッバ様式」と呼ばれる様式にも特色があり、優れた芸術性を評価されています。

アハサー・オアシス、進化する文化的景観

登録:2018年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅴ)

アハサー・オアシス、進化する文化的景観は、サウジアラビア中部東側にあるオアシスで文化遺産です。

250万本のヤシが生育する世界最大最大のオアシスです。アハサーにあるナツメヤシの木立、歴史的建造物、運河、庭園は、人類が新石器時代から現在まで進化させてきた、人類と環境の関わりを表しています。砂漠の中のオアシスながら、湧き水を活かしてコメやナツメヤシが栽培されてきました。

まとめ

イエメン、サウジアラビアの世界遺産を簡単にまとめてみました。なかなか行かない国々ではありますが、機会があれば行ってみたいです。まだまだ知らないもののたくさんありますね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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