【世界遺産を巡る旅】スウェーデン後編、ノルウェー

スウェーデン

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】スウェーデン後編

64ヶ国目はスウェーデン。2021年7月現在、世界遺産15件(文化遺産13件、自然遺産1件、複合遺産1件)です。

スウェーデンも行ってみたい国の一つ。やはり夏に周りたいところ。物価は高いけど北欧周遊したいな。

それではスウェーデンの世界遺産を見ていきましょう。

カールスクルーナの軍港

登録:1998年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

カールスクルーナ

カールスクルーナの軍港は、スウェーデン海軍の軍事基地と海港で文化遺産です。

カールスクルーナの建築物は、17世紀から18世紀初頭に建設され、現存しています。軍港の建設も都市と時を同じく始まり、海軍の再建はカールスクルーナから始まり、1711年、カールスクルーナの造船所には1,100人が働き、スウェーデンで最大の産業集散地となりました。

カールスクルーナの軍港にある最古のドックは断崖を切り開いて開設されたものですが、現在でも使用されています。カールスクルーナ港の前面には多数の群島があり、自然の要塞になっています。

エーランド島南部の農業景観

登録:1991年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅴ)

エーランド島

エーランド島南部の農業景観は、スウェーデンにある文化的景観で文化遺産です。

エーランド島には石灰岩に覆われた不毛の平原が広がっており、そのやせた地質と高いpHレベルのせいで多くの希少種を含む植生が見られます。その傑出した生物多様性と先史時代からの人類の苦闘の痕跡とが評価されました。

16~18世紀につくられた数多くの歴史的な風車に混じり、住居跡やヴァイキングの墓が点在しています。5000年前の先史時代から現在までにいたる北国の農業の様子を今に残します。

ファールンの大銅山地域

登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅴ)

ファールンの大銅山地域は、スウェーデン中部にある大銅山で文化遺産です。

ファールンの歴史は1200年代の半ばに始まる。このころには、既に、銅の産出が始まっており、14世紀には、市街地が形成され、市場が開催されていました。

1992年まで、採掘が続けられた銅山とファールンの旧市街には、17世紀後半から19世紀にかけて作られた工場、管理事務所、採掘坑といった鉱山施設、17世紀に建設された聖堂が残っています。

ヴァールベリのグリメトン無線局

登録:2004年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ヴァールベリのグリメトン無線局は、スウェーデンのグリメトンにある超長波(VLF)送信局で文化遺産です。

世界で唯一稼動可能な高周波発電機式(アレキサンダーソン式)の超長波送信機を備えています。超長波送信アンテナは高さ127mの自立型鉄塔6基の間に渡されたワイヤで構成されているため、巨大な送電用鉄塔のように見えます。

1996年に廃止されたものの、毎年祝日アレキサンダーソン・デイにはモールス信号による特別放送が行われています。

シュトルーヴェの測地弧

登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)

シュトルーヴェの測地弧は、ロシアの天文学者、フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855年に掛けて子午線弧長の三角測量のために設置された観測点群で文化遺産です。

これらの観測点群は、地球の大きさなどを正確に測る上で多大な貢献をしたものであり、当時設置された265か所の測量点のうち34か所が、世界遺産に登録されました。これは10ヶ国(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシア・エストニア・ラトビア・リトアニア・ベラルーシ・モルドバ・ウクライナ)にまたがる珍しいものです。

ヘルシングランドの装飾農家群

登録:2012年(文化遺産) 登録基準:(ⅴ)

ヘルシングランドの装飾農家群は、スウェーデンのヘルシングランド地方にあるファームハウス(農場内家屋)群で文化遺産です。

スウェーデン北部のノールランドにあるヘルシングランド地方にはファームハウス(農場内家屋)が数多く残っており、スウェーデンの伝統的な建築技術を示しています。農場は建物や土地などの総称ですが、ヘルシングランド地方の農場の象徴が壮大なファームハウスです。これらのファームハウスを建築する際には木材のみが用いられています。

ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島

登録:2000年(自然遺産)、2006年拡張 登録基準:(ⅷ)

ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島は、バルト海北部のボスニア湾沿岸にあるスウェーデンとフィンランドの自然遺産です。

氷河の融解に伴って土地が隆起する現象が、地球上で最も顕著に現れている地域であることから、世界遺産に登録されました。

この一帯は、氷期には巨大な氷床が形成されており、それが後退するに従って陸地にのし掛かる重みが軽減されてきました。その反動で、年間平均1cm前後という顕著な土地の隆起(リバウンド現象)を惹き起こしており、アイソスタシー研究の好例として知られています。

ラポニア地域

登録:1996年(複合遺産)、2006年拡張 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)、(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)

ラポニア地域は、スウェーデンにある複合遺産です。

5000年前から、伝統的にトナカイと暮らす先住民の居住する地域です。彼らは夏にはトナカイを山で放牧し、冬には東の針葉樹林へ移牧して暮らしてきました。

ラポニア地域は4つの国立公園と、2つの国立自然保護区でそのほとんどを構成しています。ラポニアン地域は、最低気温は−40℃を超える極寒の地でもあります。

【世界遺産を巡る旅】ノルウェー

65ヶ国目はノルウェー。2021年7月現在、世界遺産8件(文化遺産7件、自然遺産1件)です。

ノルウェーと言えばフィヨルドなどの大自然。やはり夏に周りたいところ。物価は高いけど北欧周遊したいな。

それではノルウェーの世界遺産を見ていきましょう。

ウルネスの木造教会

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)

ウルネスの木造教会

ウルネスの木造教会は、ノルウェーのソグン・オ・フィヨーラネ県にある木造教会で文化遺産です。

木造教会の一種であるスターヴ教会 (樽板教会)の一つであり、この種の教会で現存する中で最も古いものの一つです。教会が建築されたのは、1130年前後と推測されています。

ウルネスの教会建築は、キリスト教建築とヴァイキング建築が結びついた、いわゆる「ウルネス様式」と呼ばれるスカンディナヴィアにおける動物を模したスタイルです。

ブリッゲン

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)

ブリッゲン

ブリッゲンは、ノルウェーのベルゲン旧市街の倉庫群で文化遺産です。

ハンザ同盟時代ドイツ人街だった地区に、カラフルで奥行の深い木造倉庫がならんでいます。建物は伝統的な技法で修復されており、現在も商店やレストラン、ミュージアムとして使用されています。

ブリッゲン地区は、何度も火災の憂き目にあいましたが、その度に、忠実に当初の街並みを再現してきました。そのため、ブリッゲンは、現在でも、当時の繁栄を偲ばせる姿を残しているのです。

レーロースの鉱山街とその周辺

登録:1980年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅴ)

レーロースの鉱山街とその周辺は、ノルウェーにある鉱山街で文化遺産です。

街の一帯には、銅鉱山が存在しており、そこでの労働に従事していた、かつての労働者達によって、街が築かれていったと言われています。

現在でも、かつての労働者達が造り上げてきた建物が残されており、17世紀頃に建造されたと考えられている木造家屋や、木造家屋建造と同時代頃に建てられ、その後に改築されたと言われている聖堂などが、代表的な物として知られています。

アルタの岩絵

登録:1985年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)

アルタの岩絵は、ノルウェー最北部、フィンマルク県のアルタにある先史時代の岩絵(ペトログリフ)群で文化遺産です。

アルタの岩絵は、紀元前4200年から500年頃までに狩猟・漁撈民によって描かれた岩面刻画および岩陰彫刻群で、花崗岩の岩盤の上に刻まれたものです。海岸線の隆起によって制作年代の古いものほど高い位置に、新しいものほど低い位置に描かれている。

モチーフとなっているのは、トナカイをはじめ、ヘラジカ、クマなど北極圏に生息する動物たちとそれを追って狩りをする人々、舟を出して魚を獲る人々などである。

ヴェーガ群島

登録:2004年(文化遺産) 登録基準:(ⅴ)

ヴェーガ群島は、ノルウェーにある島で文化遺産です。

ヴェーガ島における人類の生活の痕跡は1万年前に遡るものであり、ノルウェー北部では最古の痕跡のひとつです。かつてそうであったのと同じように、現在でもなお漁業と農業が、島の重要産業となっています。

ケワタガモの羽を取ることを中心産業としてきた群島の農業・漁業双方に関わる文化的景観が、北極圏の真南に位置する厳しい環境の中で1500年以上積み重ねられてきた「持続可能な開発」の例証として評価されました。

シュトルーヴェの測地弧

登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)

シュトルーヴェの測地弧は、ロシアの天文学者、フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855年に掛けて子午線弧長の三角測量のために設置された観測点群で文化遺産です。

これらの観測点群は、地球の大きさなどを正確に測る上で多大な貢献をしたものであり、当時設置された265か所の測量点のうち34か所が、世界遺産に登録されました。これは10ヶ国(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシア・エストニア・ラトビア・リトアニア・ベラルーシ・モルドバ・ウクライナ)にまたがる珍しいものです。

リューカン=ノトデンの産業遺産

登録:2005年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)

リューカン=ノトデンの産業遺産は、ノルウェーのテレマルク県にある産業景観で文化遺産です。

景観の中心的要素は、大気中の窒素を固定して化学肥料を生産するために、ノルスク・ハイドロ社が20世紀初頭以降に建設した施設群です。

この産業遺産にはリューカンとノトデンに残る産業施設群、すなわち工場群、電力関連(水力発電所や送電線)、輸送関連(鉄道やフェリー)、労働者関連(宿泊施設、社会的施設など)を含んでいます。

西ノルウェーフィヨルド群 – ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド

登録:1996年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅴ)

ガイランゲルフィヨルド

西ノルウェーフィヨルド群 – ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルドは、ノルウェーにあるフィヨルド群で自然遺産です。

世界でも最大級の長さや深さを持つガイランゲルフィヨルドやネーロイフィヨルドは、その独特の景観美で知られています。

約100万年前の氷河期、ノルウェーは1000~3000mという分厚い氷河に覆われていました。やがて1万年前ごろから氷河の後退が始まり、氷河は谷底を削りながら海側へと押し出されていきました。そのため谷底の部分は深くなだらかで両側が垂直に切り立った岩という、氷食谷独特のU字谷の景観が生まれることになったのです。

まとめ

スウェーデン、ノルウェーの世界遺産を簡単にまとめてみました。北欧は興味あり。いろいろ周ってみたいですね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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