こんにちはnemoです。
新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。
【世界遺産を巡る旅】ルーマニア
45ヶ国目はルーマニア。2021年7月現在、世界遺産7件(文化遺産6件、自然遺産1件)です。
ルーマニアは行こうと思っていた国。ドラキュラに会いに行こうかと。いろいろ見どころありそうですね。
それではルーマニアの世界遺産を見ていきましょう。
トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群
登録:1993年(文化遺産)、1999年拡張 登録基準:(ⅳ)
トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群は、ルーマニアのトランシルヴァニア地方に残る古い村落群で文化遺産です。
13世紀にハンガリーの歴代王がドイツ系の入植者を定住させたことに始まり、農夫、職人、商人らから成る強固な共同体を形成しつつ命脈を保ち、繁栄しました。この地域の聖堂は、単なる宗教的建造物としてではなく、要塞としての機能も備えており、他に見られる一般的な聖堂とは一風異なっていることで知られています。
ドイツ系移民(トランシルヴァニア・ザクセン人)が築いた6つの村落とハンガリー系セーケイ人が築いた1つの村落の計7村で構成されています。
ホレズ修道院
登録:1993年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)
ホレズ修道院は、ルーマニアのオルテニア地方に存在するルーマニア正教会の修道院で文化遺産です。
領主コンスタンティン・ブルンコヴェアヌによって設立され、1691年着工、1697年完成しました。領主の名前にちなむ「ブルンコヴェネスク様式」と呼ばれる独創的なデザインの、美しい白い石造りの修道院として知られています。
モルダヴィアの教会群
登録:1993年(文化遺産)、2010年拡張 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)
モルダヴィアの教会群は、ルーマニアのモルダヴィア北部にあるルーマニア正教会の8つの教会で文化遺産です。
壁画に描かれているのは、キリストの受難と復活、オスマン帝国との戦争が主でした。過酷な戦争の中、壁画は特別な意味を持って描かれました。当時、モルダヴィアの人々にとって最大の苦難が、イスラム教の大国オスマン帝国からの攻撃でした。そこで村の人々が、どこにいても勇気と励ましを得られるよう、教会の外にまで壁画が描かれました。
村民はキリストの受難と復活を自分たちの運命に合わせて、つらい時代を乗り越えることができたと伝わっています。
マラムレシュの木造聖堂群
登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)
マラムレシュの木造聖堂群は、ルーマニアのトランシルヴァニア地方北部のマラムレシュに残る8つの木造聖堂群で文化遺産です。
この地方の有名な木造聖堂群は、以前に建てられていた聖堂の敷地に、17世紀から18世紀にかけて建造されたものです。その背景にあったのは、ルーマニア正教会の聖堂を石で建造することを禁じられたことへの反発でした。
西端に背が高くほっそりとした鐘楼を備えた高度な木造建築物であり、北部ルーマニアの山岳地帯における文化的景観を、その地域固有の方法で体現したものです。
シギショアラ歴史地区
登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)
シギショアラ歴史地区は、ルーマニアのムレシュ県の都市で文化遺産です。
現在もなお人々が暮らす中世的城塞都市であり、その美しい街並みは「ルーマニアの宝石」とも称えられています。城塞都市の防衛機能を担った防壁と見張り塔、いくつかの広場と教会、それと中世的な景観を保持している赤い屋根が並ぶ民家群などで構成されています。
トランシルヴァニア・ザクセン人の850年に及ぶ歴史と文化の例証として評価されています。
オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群
登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)
オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群は、ルーマニアにあるムルス・ダキクス様式で建造された6つの要塞で文化遺産です。
紀元前1世紀から1世紀にかけて、ローマ帝国の侵攻に対抗するために、ダキア人独特のムルス・ダキクス様式で建造された6つの要塞が登録対象となっています。その広範囲に及び、なおかつ保存状態の良好な遺跡群は、精力的で革新的であった古代文明の姿を良く伝えるものです。
ドナウ・デルタ
登録:1991年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅹ)
ドナウ・デルタは、ルーマニアにある人の手がほとんど入っていない自然状態の三角州で自然遺産です。
ドナウ川は、最終的には黒海に流れ込んでいきますが、その河口の辺りには、長い年月をかけて形作られてきた三角州(デルタ)が存在します。この一帯には、多種多様な鳥類や魚類などを始めとする、多くの動植物が生息していることで知られており、その中には、貴重な固有種も確認されています。
まとめ
ルーマニアの世界遺産を簡単にまとめてみました。知らないものもたくさんありますね。ぜひ行ってみたいです。
早く自由に旅できる日がきてほしいですね!
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