【世界遺産を巡る旅】ベラルーシ、ウクライナ、モルドバ

ウクライナ

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】ベラルーシ

42ヶ国目はベラルーシ。2021年7月現在、世界遺産4件(文化遺産3件、自然遺産1件)です。

ベラルーシは陸路入国が面倒なので、行くならミンスクへ飛行機でしょうね。いまいち何があるかわからない国ですが、行く予定にしてました。

それではベラルーシの世界遺産を見ていきましょう。

ミール城の建造物群

登録:2000年(文化遺産)、2001年拡張 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ミール城

ミール城の建造物群は、ベラルーシのフロドナ州カレリーチにある城とそれに関連する建造物群で文化遺産です。

15世紀末から16世紀初めにかけてミール村付近ゴシック様式の城として建設されました。1568年に城はリトアニア大公国の大貴族であるラジヴィウ家の手に渡り、ルネサンス様式の城として完成。その後、城は放棄され更にナポレオン戦争で損傷を受けたものの、19世紀末には修復を受けました。第二次世界大戦の間、城はドイツ軍に接収されゲットーとして使用されました。

シュトルーヴェの測地弧

登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)

シュトルーヴェの測地弧は、ロシアの天文学者、フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855年に掛けて子午線弧長の三角測量のために設置された観測点群で文化遺産です。

これらの観測点群は、地球の大きさなどを正確に測る上で多大な貢献をしたものであり、当時設置された265か所の測量点のうち34か所が、世界遺産に登録されました。これは10ヶ国(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシア・エストニア・ラトビア・リトアニア・ベラルーシ・モルドバ・ウクライナ)にまたがる珍しいものです。

ネスヴィジにあるラジヴィウ家の建築的・居住的・文化的複合体

登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

ネスヴィジ城

ネスヴィジにあるラジヴィウ家の建築的・居住的・文化的複合体は、ベラルーシのネスヴィジにあるラジヴィウ家の居城として建てられた城郭建築で文化遺産です。

1533年からの歴史があり、16世紀から19世紀にかけてラジヴィウ家という貴族の居城でした。居住用の城館やキリストの聖体を祀る霊廟協会とその周辺地域から成り、城館は10の建造物で構成され、それぞれが内部で結ばれて全体が一つの建物として6面の中庭を取り囲むように設計されています。城館と教会は、中欧とロシア全域における建築の原型にもなっているようです。

ビャウォヴィエジャの森

登録:1979年(自然遺産)、1992年、2014年拡張 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)

ビャウォヴィエジャの森は、ポーランドとベラルーシの国境にまたがる原生林で自然遺産です。

ヨーロッパに残された最後の原生林と言われ、貴重なヨーロッパバイソンの棲息地としても知られています。1979年、ポーランド側がユネスコの世界遺産に自然遺産として登録され、ベラルーシ側は1992年に追加登録されています。1979年の登録当初は自然美を理由とする基準 (ⅶ)が適用されていましたが、2014年の再推薦で生態系や生物多様性を理由とする基準の変更が行われました。

【世界遺産を巡る旅】ウクライナ

43ヶ国目はウクライナ。2021年7月現在、世界遺産7件(文化遺産6件、自然遺産1件)です。

ウクライナと言えばシェフチェンコなわけですが、ここも元々行く予定にしてました。いろいろと見所ありそうです。

それではウクライナの世界遺産を見ていきましょう。

キエフの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキエフ・ペチェールシク大修道院

登録:1990年(文化遺産)、2005年軽微変更 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

聖ソフィア大聖堂

キエフの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキエフ・ペチェールシク大修道院は、ウクライナの首都キエフに残る大聖堂、修道院で文化遺産です。

ロシアへのキリスト教普及に多大な貢献し、キエフ・ルーシの繁栄を今に伝える聖ソフィア大聖堂、キエフ・ペチェールシク大修道院、ベレストヴォの救世主聖堂を対象としています。

聖ソフィア大聖堂はウクライナ最初の中央政権国家キエフ・ルーシ最大の聖堂として1037年に建立され、11世紀から18世紀までのウクライナ建築史上最も名立たる教会であるとされています。

キエフ・ペチェールシク大修道院はロシア正教の中でも数少ない『大修道院』の称号を持ち、中世から近世にかけてウクライナの宗教・教育・学問に大きな影響を与えてきました。

リヴィウ歴史地区群

登録:1998年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅴ)

リヴィウ

リヴィウ歴史地区群は、ウクライナ西部の都市にある歴史地区で文化遺産です。

13世紀半ばにガリチア公ダニール・ロマノビッチによって建設され、政治、商業の中心として栄えました。14世紀以降ポーランド、オーストリアの支配下となり、旧ソビエト連邦に併合され、ウクライナの一部となりました。このような複雑な歴史を反映し、東欧の伝統様式とイタリアやドイツなどの建築様式が混在する、この町独特の建造物が建ち並びます。

シュトルーヴェの測地弧

登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)

シュトルーヴェの測地弧は、ロシアの天文学者、フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855年に掛けて子午線弧長の三角測量のために設置された観測点群で文化遺産です。

これらの観測点群は、地球の大きさなどを正確に測る上で多大な貢献をしたものであり、当時設置された265か所の測量点のうち34か所が、世界遺産に登録されました。これは10ヶ国(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシア・エストニア・ラトビア・リトアニア・ベラルーシ・モルドバ・ウクライナ)にまたがる珍しいものです。

ブコヴィナ・ダルマチア府主教の邸宅

登録:2011年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

ブコヴィナ・ダルマチア府主教の邸宅は、ウクライナのチェルニウツィーに残る建造物群で文化遺産です。

オーストリア帝国に属していた1864年から1882年にかけて、チェコ人の建築家ヨセフ・フラヴカの設計で建てられました。建造物群はかつてのブコヴィナ府主教たちの住居や聖堂・修道院・庭園などからなり、現在はチェルニウツィー大の校舎の一部として利用されています。

ハプスブルク君主国が宗教寛容政策を採っていた時期に栄えた東方正教会の影響力の大きさを伝えるとともに、様々な時代の建築様式が素晴らしい形で融合した歴史主義建築の傑作と言われています。

ケルソネソス・タウリケの古代都市とその農業領域

登録:2013年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅴ)

ケルソネソス・タウリケの古代都市とその農業領域は、ウクライナのクリミア半島セヴァストポリ近郊に残る古代都市遺跡と周辺の農業遺跡で文化遺産です。

ウクライナのポンペイ」とも呼ばれ、かつてウクライナの紙幣の図案にも採用されたケルソネソスの考古遺跡は、黒海周辺に植民した古代ギリシアのポリスと、それを支えた農業領域の姿を伝えている点などが評価されました。

ポーランドとウクライナのカルパティア地方の木造教会群

登録:2011年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

ポーランドとウクライナのカルパティア地方の木造教会群は、ポーランド、ウクライナに点在するに点在する木造教会群で文化遺産です。

16世紀から19世紀に建造されたギリシア正教会の16の聖堂で構成され、この地方の4つの民族への文化的な拡大と、様式的・装飾的・技術的特徴を代表するものです。

いずれも東方正教会もしくは東方カトリック教会によって建てられたものですが、現在は異なる宗派に利用されているものや、公有財産として博物館に転用されている例もあります。建築は前期ハールィチ型、後期ハールィチ型 、ボイコ型、フツル型、レムコ型の5つに分類されます。

カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林

登録:2007年(自然遺産)、2011年、2017年拡張 登録基準:(ⅸ)

カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林は、ヨーロッパ12か国にまたがる自然遺産です。

東カルパティア山脈に残るヨーロッパブナの原生林が、ヨーロッパに残る同種の森林の中でも樹齢、種類の多様さ、木々の大きさ、範囲の広さなどの点で突出した価値を持つとして、世界遺産に登録されました。当初はウクライナとスロバキアでしたが、その後追加で登録され現在に至ります。(スロバキア・ウクライナ・ドイツ・アルバニア・オーストリア・ベルギー・ブルガリア・クロアチア・イタリア・ルーマニア・スロベニア・スペイン

【世界遺産を巡る旅】モルドバ

44ヶ国目はモルドバ。2021年7月現在、世界遺産1件(文化遺産1件)です。

モルドバもよくわからない国。でもなんか面白そう。ここも元々行く予定にしてました。ワインが有名なのかな。

それではモルドバの世界遺産を見ていきましょう。

シュトルーヴェの測地弧

登録:2005年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)

シュトルーヴェの測地弧は、ロシアの天文学者、フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェが中心となって、1816年から1855年に掛けて子午線弧長の三角測量のために設置された観測点群で文化遺産です。

これらの観測点群は、地球の大きさなどを正確に測る上で多大な貢献をしたものであり、当時設置された265か所の測量点のうち34か所が、世界遺産に登録されました。これは10ヶ国(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシア・エストニア・ラトビア・リトアニア・ベラルーシ・モルドバ・ウクライナ)にまたがる珍しいものです。

まとめ

ベラルーシ、ウクライナ、モルドバの世界遺産を簡単にまとめてみました。知らないものもたくさんありますね。ぜひ行ってみたいです。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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