【世界遺産を巡る旅】ブルガリア

ブルガリア

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】ブルガリア

46ヶ国目はブルガリア。2021年7月現在、世界遺産9件(文化遺産7件、自然遺産2件)です。

ブルガリアと言えばヨーグルト。だけではないですけど、いろんな種類のヨーグルトが売ってるらしい。結構面白そうな国です。

それではブルガリアの世界遺産を見ていきましょう。

ボヤナ教会

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)

ボヤナ教会は、ブルガリアの首都ソフィア郊外にあるブルガリア正教会の教会堂で文化遺産です。

2階建ての教会の東翼は、元々10世紀後半ないし11世紀初頭に建てられたものであり、その後、第2次ブルガリア帝国の下で13世紀に中央棟が加えられました。西翼がさらに拡張され、現存する形が完成したのは19世紀半ばのことです。それぞれの時代の姿をとどめつつ美しい調和を保っています。

この教会はフレスコ画が有名で、断片的にしか見られなくなっている11世紀から12世紀に描かれた最初のフレスコ画、1259年から上書きされた二番目の有名なフレスコ画のほか、わずかではありますが、14世紀、16-17世紀、さらには1882年に描かれたフレスコ画なども残っています。

マダラの騎士像

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)

マダラの騎士像は、ブルガリア北東マダラ高原の崖に刻まれた中世初期の巨大なレリーフで文化遺産です。

レリーフは高さ100mの断崖の地上23m付近に刻まれています。騎士は右向きで、馬の足元に横たわるライオンに槍を突き刺しています。ワシが騎士の前を飛び、犬が騎士の後ろに従っており、この情景は、象徴的な形で戦勝を描いていると見なされています。

この記念碑は710年頃に描かれたと推測されており、描かれている騎士は当時のブルガール人のハーンであるテルヴェルと言われています。

カザンラクのトラキア人の墳墓

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)、(ⅳ)

カザンラクのトラキア人の墳墓は、ブルガリア中部の町カザンラク近郊のレンガ造りの丸天井型地下墳墓(カタコンベ)で文化遺産です。

この墓地は紀元前4世紀にまで遡るものであり、大規模なトラキア人共同墓地の一部をなしており、狭い回廊と丸い埋葬室とから成っています。

回廊や埋葬室は、ともに慣例的な葬儀の宴におけるトラキア人夫婦を描いた壁画で飾られており、ヘレニズム時代のブルガリア美術のなかで最も保存状態の良い傑作と言われています。

イヴァノヴォの岩窟教会群

登録:1983年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)

イヴァノヴォの岩窟教会群は、ブルガリアにある岩を刳り貫いて作られた聖堂、修道院などの建造物群で文化遺産です。

この地方の洞窟群には、後のブルガリア正教会総主教ヨアキムが居を定めた1320年代以降17世紀まで、修道士たちが住むようになっており、僧房、教会群、礼拝堂などを硬い岩から切り出していました。修道院の建築物群の名声は、その多くを13世紀から14世紀にかけてのフレスコ画に負っており、中世ブルガリア美術の傑作として評価されています。

ネセバルの歴史都市

登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)

ネセバル

ネセバルの歴史都市は、ブルガリアの黒海に面する古代都市で文化遺産です。

街の起源は、トラキア人による集落がこの地に形成されたとされている、約3000年前にまで遡ると考えられています。その後、ネセバルは、古代ギリシアを始め、ローマ帝国やビザンツ帝国、ブルガリア帝国、オスマン帝国など、時代毎に栄えた国々によって、支配され続けてきました。こうした支配の歴史を物語るかのように、各時代を代表する建造物が残されています。

リラ修道院

登録:1983年(文化遺産) 登録基準:(ⅵ)

リラ修道院

リラ修道院は、ブルガリア最大で最も著名な正教会(ブルガリア正教会)の修道院で文化遺産です。

10世紀に創設されたリラ修道院は、ブルガリアにおいて最も文化的、歴史的、建築学的に重要な遺跡の一つであると評価されています。

イヴァン・リルスキーがリラでの生活を始めたことが、その端緒になったと言われており、その後、弟子に当る人々が、この地で生活を始め、リラ修道院は発展を遂げていきました。修道院は12世紀から14世紀にかけ、ブルガリア国民の意識の中で文化的・精神的中心の頂点を極めました。

スヴェシュタリのトラキア人の墳墓

登録:1985年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)

スヴェシュタリのトラキア人の墳墓は、ブルガリア北東部に残る古代の墓地で文化遺産です。

1982年に小さい丘から発見された墓地で、紀元前3世紀に遡ります。当時のトラキア人の宗教建築の基本的な構造原理を伝えてくれる遺構です。建築上の装飾では、多彩色の半人半植物女人像の柱(カリアティード)と、彩色された壁画とが、非常にユニークなものとして目を惹いています。

この墓地は、古代の地理学者が言うところの、ヘレニズム世界やヒュペルボレイオスの世界に出会ったトラキアの一種族ゲタイ人の文化を伝える貴重な例証であるとされています。

スレバルナ自然保護区

登録:1983年(自然遺産)、2008年拡張 登録基準:(ⅹ)

スレバルナ自然保護区は、ブルガリア北部の南ドブルジャ地方、シリストラ州にある厳正自然保護区で自然遺産です。

保護区内の動物相は豊かで39種の哺乳類、21種の爬虫類・両生類、10種の魚類が確認されていますが、渡り鳥を含む鳥類は実に179種にも及びます。ヨーロッパとアフリカの間の渡り鳥の通り道にもなっています。

1992年に水質汚染により危機遺産に登録されたものの、2003年に解除されました。

ピリン国立公園

登録:1983年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)

ピリン国立公園

ピリン国立公園は、ブルガリア南西部のピリン山脈の大部分を対象としている国立公園で自然遺産です。

地域内が非常に起伏に富んでいることが、ブルガリア国内随一の植物種の多様性をもたらし、多くの動物種が生息をしています。ピリンのシンボルであるエーデルワイスのような絶滅危惧種も多く生育しています。

まとめ

ブルガリアの世界遺産を簡単にまとめてみました。知らないものもたくさんありますね。ぜひ行ってみたいです。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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