【世界遺産を巡る旅】チェコ

チェコ

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】チェコ

58ヶ国目はチェコ。2021年7月現在、世界遺産14件(文化遺産14件)です。

チェコはビールが美味しい。そして見どころも多い。なかなかいいところだと思います。

それではチェコの世界遺産を見ていきましょう。

プラハ歴史地区

登録:1992年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

プラハ

プラハ歴史地区は、チェコの首都プラハの歴史地区で文化遺産です。

プラハの街が形成されたのは、神聖ローマ皇帝となったボヘミア王のカール4世が都と定め、各国から一流建築家を招き、帝都と呼ばれるにふさわしい街の建設を進めた14世紀に遡ります。

街にはあらゆる時代の建物が建ち並び、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック、アールヌーヴォー、アールデコなどさまざまな建築様式を見ることができます。

チェスキー・クルムロフ歴史地区

登録:1992年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)

チェスキー・クルムロフ

チェスキー・クルムロフ歴史地区は、チェコ南部の小さな都市にある歴史地区で文化遺産です。

中世の町並みをとどめるチェコで一番美しいといわれる町のひとつと言われています。町と城の建設は、ボヘミアの重要な通商路であるモルダウ川(ヴルタヴァ川)沿いに13世紀後半に始まりました。

16世紀には、ルネサンス様式の建物が数多く建築され、町は色彩鮮やかな華麗なるルネサンス都市へと変貌を遂げています。一時期荒廃状態にあったものの町の景観の歴史的価値が再認識されるに至り、建造物の修復が急速に進められました。

テルチ歴史地区

登録:1992年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)

テルチ

テルチ歴史地区は、チェコのモラヴィア地方にある街の歴史地区で文化遺産です。

城と、良質の保存がなされているルネサンス様式の長い中心地が含まれます。城の建設者ザハリアーシュ・フラデツで、彼にちなみ広場の名前がつけられました。

テルチは14世紀半ばに建設されましたが、古代ローマ式の聖霊塔が既にこの定住地にありました。町の城壁と被昇天の聖母教会は、ゴシック建築です。

ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会

登録:1994年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)

ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会は、チェコのジュヂャール・ナト・サーザヴォウにある教会堂で文化遺産です。

イタリア系でプラハを中心に活躍した建築家ヤン・サンティーニ=アイヘルの傑作とされています。サンティーニは建物と装飾の両面で、ボッロミーニ的なバロック様式にゴシック的要素を統合しました。

1719年、殉教者ヤン・ネポムツキーを記念する教会の建設工事が始まりました。この教会には聖ヤン・ネポムツキーにまつわるさまざまな象徴が、全体設計や内部装飾に大きく反映されています。

クトナー・ホラ:聖バルバラ教会とセドレツの聖母マリア大聖堂のある歴史都市

登録:1995年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

クトナー・ホラ

クトナー・ホラ:聖バルバラ教会とセドレツの聖母マリア大聖堂のある歴史都市は、チェコの中央ボヘミア州にある都市で文化遺産です。

13世紀に銀鉱が発見されたクトナー・ホラは、中世においてプラハに次ぐボヘミア王国第2の都市として栄えました。鉱山労働者の守護聖人である聖バルボラを記念した聖バルボラ教会は、ドイツ出身の建築家ペトル・パルレーシュの設計による後期ゴシック様式の大聖堂です。

クトナー・ホラの歴史的建造物が集まる歴史地区の郊外には、シトー会の修道院に併設されたセドレツの聖母マリア大聖堂があります。

レドニツェとヴァルチツェの文化的景観

登録:1996年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

レドニツェとヴァルチツェの文化的景観は、チェコのモラヴィア地方南部のレドニツェ=ヴァルチツェ地区の文化的景観で文化遺産です。

ネオゴシック様式のレドニツェ城とバロック様式のヴァルチツェ城を軸とする風景式庭園の整備は17世紀から19世紀にかけて行われました。

2つの城の間には1715年より道が造られ、19世紀はじめには、ヨハン・ヨーゼフ1世がイギリス式庭園を建設しました。園内にはさまざまな建築様式からなる大小の建造物も点在し、それらはしばしば狩猟小屋として用いられました。

クロムニェジーシュの庭園と城

登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

クロムニェジーシュ

クロムニェジーシュの庭園と城は、チェコのクロムニェジーシュにある、バロック様式のかつての大司教の邸宅で文化遺産です。

この地の最初の邸宅は、1497年にオロモウツ司教となったスタニスラス・トゥルツォによって建てられました。建物は後期ゴシック様式を基本にしつつ、最新のルネサンス様式を一部に取り入れていましたが、その後の時代になってバロック様式として改築されたという歴史があります。

クロムニェジーシュ宮殿には、特徴的な庭園も設置されています。宮殿の本館のみならず、こちらの庭園も歴史的価値が非常に高い物であると捉えられています。

ホラショヴィツェの歴史的集落

登録:1998年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ホラショヴィツェの歴史的集落は、チェコ南部の村で文化遺産です。

村は第二次世界大戦中にも中世の村落構造や南部ボヘミアの民俗的・農村的なバロック様式建造物群が無傷で済んだものの、戦後に放棄されました。1990年から修復されて再び人が住むようになりました。建物は18世紀から20世紀にかけて建てられたもので、ほとんどが19世紀後半のものです。

他所から花嫁を呼び込む為に可愛らしい外見になったと言われていおり、建築様式は南ボヘミア地方特有のバロック様式です。集落の中心部にあるネポムクの聖ヨハネ礼拝堂は、1755年に建てられたものです。

リトミシュル城

登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

リトミシュル城

リトミシュル城は、チェコのリトミシュルにある城で文化遺産です。

リトミシュル城は領主ペルンシュテイン家ブラティスラフにより1568年から14年の歳月を掛けて建設されました。当時ボヘミアではみられない優雅で明るいルネサンス様式の城を建築しました。城壁はズグラッフィートという技法で描かれた壁画で全面覆われており、その数8千、同じ模様はひとつもないといわれています。

城内には城主が客人をもてなすために作ったバロック劇場があり、この劇場は、現、世界に数ヶ所しか残っていない貴重な文化遺産です。

オロモウツの聖三位一体柱

登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)

オロモウツ

オロモウツの聖三位一体柱は、チェコのモラヴィア地方オロモウツにあるバロック様式のモニュメントで文化遺産です。

高さは35メートル、最上部には銅に金めっきをほどこした三位一体の像、その下には聖母の被昇天の像、その他聖人像やレリーフなどで飾られ、最下層には礼拝堂があります。三十年戦争が終結し、スウェーデンによる占領状態が解かれて再建されたオロモウツには、聖三位一体柱をはじめとしたバロック建築の建造物群が作られました。

聖三位一体柱は1716年、石工ヴァーツラフ・レンダーの指揮および出資によって建設が始められたもので、レンダーの没後も職人たちが引き継いで1754年に完成させた。献堂式にはマリア・テレジアとその夫の神聖ローマ皇帝フランツ1世が臨席しています。

ブルノのトゥーゲントハット邸

登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ブルノのトゥーゲントハット邸は、チェコののブルノに建てられた邸宅で文化遺産です。

ドイツのモダニズム建築家ミース・ファン・デル・ローエの代表作のひとつと見なされており、チェコスロバキアの機能主義的建築物の中では、最重要にして最も美しいものです。

ミース・ファン・デル・ローエは、この邸宅の設計を通じて、近代建築の五原則の一つである「自由な平面」の概念を発達させました。それは、機能に結び付けられた空間(食堂、書斎、サロンなど)が、仕切られることなく決定されるというものです。

トシェビーチのユダヤ人地区と聖プロコピウスのバシリカ

登録:2003年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)

トシェビーチのユダヤ人地区と聖プロコピウスのバシリカは、チェコのキリスト教徒とユダヤ教徒の共存を伝えているトシェビーチにある文化遺産です。

トシェビーチのユダヤ人地区は、ヨーロッパで最も良い状態で保存されているユダヤ人街の一つに数えられており、同時にヨーロッパ最大のユダヤ人街の一つとみなされています。

イスラエル国外でユダヤ文化財が単独で世界遺産に登録された最初のケースです。ユダヤ人地区、ユダヤ人墓地、聖プロコピウスのバシリカの3件が対象になっています。

エルツ山地(クルスナホリ)鉱業地域

登録:2019年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

エルツ山地(クルスナホリ)鉱業地域は、ドイツとチェコの国境線となっている山地で文化遺産です。

青銅器時代から鉱石を産出し、1168年にフライベルク付近で銀鉱が発見されて以来、ヨーロッパ有数の銀鉱山として地域社会を発展させました。銀の他、錫、鉛、鉄、コバルト、ビスマス、ウラン、ニッケル、石灰、カオリン、石炭なども採掘され、操業は1968年まで続きました。22か所の鉱山と関連施設が登録されています。

クラドルビ・ナト・ラベムの儀礼用馬車馬の繁殖・訓練の景観

登録:2019年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅴ)

クラドルビ・ナト・ラベムの儀礼用馬車馬の繁殖・訓練の景観は、チェコにある国営馬飼育所で文化遺産です。

かつてハプスブルク家が儀式に用いた馬「オールドクラドルーバー種」(チェコ最古の馬車馬)の産地であるクラドルビ・ナト・ラベム。

約500年にわたって種馬の飼育を続けており現在はチェコの国営牧場です。クラドルーバー白馬の繁殖と訓練の何世紀にも渡る歴史を実証するものです。

まとめ

チェコの世界遺産を簡単にまとめてみました。チェコは見所多いので、またいろいろ周ってみたいです。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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