【世界遺産を巡る旅】デンマーク

デンマーク

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】デンマーク

65ヶ国目はデンマーク。2021年7月現在、世界遺産10件(文化遺産7件、自然遺産3件)です。

デンマークも行ってみたい国の一つ。やはり夏に周りたいところ。物価は高いけど北欧周遊したいな。

それではデンマークの世界遺産を見ていきましょう。

イェリング墳墓群、ルーン文字石碑群と教会

登録:1994年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)

イェリング墳墓群、ルーン文字石碑群と教会は、デンマークのユトランド半島中部のイェリング近郊で発見された ルーン文字の刻まれた10世紀の石碑で知られる墳墓群で文化遺産です。

イェリングにある最も古い石碑は、デンマークの最初の王とされるゴーム老王とチューラ王妃について刻んだものです。 ゴーム老王とチューラ王妃のものより大きな石碑は、かれらの子であるハーラル青歯王の記念碑です。ハーラル青歯王がデンマークとノルウェーを征服したこととデーン人のキリスト教への改宗を祝って建てられました。

石碑は、イェリングの教会墓地にある二つのおおきな古墳の間に建てられています。これらの石碑はノルウェー人の土着宗教とデンマークのキリスト教化の移行期の様相を表しています。

ロスキレ大聖堂

登録:1995年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ロスキレ大聖堂

ロスキレ大聖堂は、デンマークのロスキレ市の中央にあるゴシック様式のルーテル派デンマーク国教会の大聖堂で文化遺産です。

ロスキレ大聖堂は12世紀から13世紀の建築でロマネスク様式とゴシック様式の折衷で、シェラン島に現存する唯一の大聖堂です。北ヨーロッパの「煉瓦ゴシック様式」の典型です。

この大聖堂は15世紀からデンマークの代々の君主が葬られてきたことで有名で、1536年の宗教改革後は「シェラン島司教座」となっている。

クロンボー城

登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)

クロンボー城

クロンボー城は、デンマークのシェラン島北東部のヘルシンゲルにある古城でで文化遺産です。

北欧統一の間に疲弊した経済を立て直すための策の1つとして課したエーレスンド海峡通行税の徴収拠点とするために、デンマーク王エーリク7世がクロンボー城の前身にあたる砦(Krogen)を築きました。

1574年から1585年にかけて、フレゼリク2世の命により大規模な大改造が実施されました。その目的は時代遅れとなった要塞機能の再強化と、加えて王宮としての機能追加です。1585年に増改築が終了した砦は三階建てで四方を翼廊に囲まれ、外縁部に塔を備えた大規模なルネサンス様式の建造物へ変身しました。このころからクロンボーと呼ばれるようになります。

シェイクスピアの「ハムレット」の舞台となったことでも有名です。

モラヴィア教会の入植地クリスチャンスフェルド

登録:2015年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)

モラヴィア教会の入植地クリスチャンスフェルドは、デンマーク南部にある町名で文化遺産です。

1773年、モラヴィア兄弟団(モラヴィア教会)によって建設され、デンマーク王クリスチャン7世に因んで命名されました。モラヴィア教会(モラヴィア兄弟団)の理想が投影された都市計画で、啓蒙思想にも繋がる平等などの価値観が重視されている点などが評価されました。

シェラン島北部のパル・フォルス式狩猟の景観

登録:2015年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅵ)

シェラン島北部のパル・フォルス式狩猟の景観は、デンマークの首都コペンハーゲン北部に位置する狩猟地・森林で文化遺産です。

登録地域は3つの主要地域に分かれています。パル・フォルス式狩猟は、騎乗して猟犬を伴う狩猟のことで、17世紀から18世紀に設計されたシェラン島北部の狩猟場は、バロック期の文化的交流と、時代の思想を反映した狩猟場の重要な発展段階を伝えています。

狩猟場は直角に交差した通路でマス目状になっていて、番号が振られた石柱や柵・狩猟小屋などがあり、バロック様式の景観を森林地帯に応用した事例となっています。

グリーンランドのグヤダー:氷冠縁辺部における古代スカンジナビア人とイヌイットの農業景観

登録:2017年(文化遺産) 登録基準:(ⅴ)

グリーンランドのグヤダー:氷冠縁辺部における古代スカンジナビア人とイヌイットの農業景観は、グリーンランドにある文化遺産です。

グヤダーとは、グリーンランドの南部に位置する亜寒帯農地のこと。10世紀にアイスランドから入植し始めたノース人(ヴァイキング)の歴史的文化と、イヌイットの猟師および18世紀末から発展したイヌイットの農業共同体の歴史的文化を今に伝えています。

互いに違った文化であるにも関わらず、ノース人とイヌイットの両文化は、農業や放牧、海洋ほ乳類の狩猟に根差す文化的景観を作り出しました。

アーシヴィスイト=ニピサット、氷と海の間のイヌイットの狩場

登録:2018年(文化遺産)、2006年拡張 登録基準:(ⅴ)

アーシヴィスイト=ニピサット、氷と海の間のイヌイットの狩場は、デービス海峡に面するニピサット島周辺の海域までを対象とする文化的景観で文化遺産です。

北極圏の厳しい環境下にあるにもかかわらず、この地には紀元前2500年頃から始まったサカク文化、ドーセット文化、チューレ文化、さらには18世紀のデンマーク=ノルウェーによる植民地時代に至るまで、4200年にも渡る文化的景観を今に伝えています。

イルリサット・アイスフィヨルド

登録:2004年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)

イルリサット・アイスフィヨルドは、グリーンランドにある自然遺産です。

グリーンランドには北半球で最も多くの氷山が生まれるフィヨルドがあり、それがイルリサット・アイスフィヨルドです。

セルメク・クジャレク氷河は、標高1200mから海まで連続した、世界でもたぐいまれな氷河である。この氷河から分離される氷の量は毎年40k㎡(グリーンランド全土から分離する氷の10%)にもおよび、南極大陸以外では最大量である。

ワッデン海

登録:2009年(自然遺産)、2014年拡張 登録基準:(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

ワッデン海

ワッデン海は、北西ヨーロッパ大陸の一部と北海の間に横たわる水域とそれに関連する海岸の湿原の名前で自然遺産です。

ワッデン海は潮の満ち引きで6時間ごとに海になったり、陸地になったりという不思議なサイクルを繰りかえす土地です。1日4回繰り返されるこの現象は、砂底を耕すナゾの生物によってが守られています。ワッデン海は地球最大規模の干潟といわれています。

ワッデン海は、豊かな動物相、鳥類相そして植物相で知られている。今日、ワッデン海の大部分は、周辺3か国の協力で保護されています。

ステウンス・クリント

登録:2014年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)

ステウンス・クリントは、デンマーク、シェラン島にある白亜質の断崖で自然遺産です。

地質時代区分のダニアン期の模式地の一つとなっています。海岸沿いの断崖であり、度重なる浸食によって40m以上の高さになりました。

デンマークの首都コペンハーゲンの南に位置するこの断崖は、スカンジナビア半島、南ヨーロッパ、アフリカを行き来する渡り鳥の通り道としての重要性、希少生物の生息地としての重要性、さらには軍事史上の文化的価値を有する場所であるとともに、世界でもK-Pg境界が特によく露出した場所の一つという地質学的重要性を持っています。

まとめ

まとめ

デンマークの世界遺産を簡単にまとめてみました。いろいろ良さげです。たくさん周ってみたいですね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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