【世界遺産を巡る旅】ドイツ後編

ドイツ

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】ドイツ後編

66ヶ国目はドイツ。2021年7月現在、世界遺産46件(文化遺産43件、自然遺産3件)です。

ドイツは見所たくさんですね。ビールもうまい。サッカーも楽しい。いろいろ見て周りたいところ。

それではドイツの世界遺産を見ていきましょう。

アルフェルトのファグス工場

登録:2011年(文化遺産)、2017年拡張 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

アルフェルトのファグス工場は、ドイツのニーダーザクセン州アルフェルトにある製靴用の靴型工場で文化遺産です。

初期モダニズム建築の重要な例証です。この工場はオーナーのカール・ベンシャイトが、自らの企業が過去から断絶することを表現するためにラディカルな建築物を望んで発注したもので、ヴァルター・グロピウスとアドルフ・マイヤーによって設計されました。

この工場は1911年から1913年にかけて建てられ、増築や内装は1925年に最終的な完成をみました。

バイロイト辺境伯歌劇場

登録:2012年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)

バイロイト辺境伯歌劇場は、ドイツのバイロイトにある18世紀に建てられた歌劇場で文化遺産です。

バロック様式の傑出した美しさを持つ歌劇場というだけでなく、当時の要素のほとんどがそのまま伝わっている稀有な例として、世界遺産リストに登録されました。

また、リヒャルト・ワーグナーが自らの祝祭劇場をバイロイトの地に建てるきっかけとなった歌劇場でもあります。

ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ

登録:2013年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)

ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ

ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエは、ドイツのにある美しい公園施で設文化遺産です。

丘陵部のものとしてはヨーロッパ最大規模の公園で、高さ11.5mのヘラクレスの銅像が見下ろしています。

イギリス風景式庭園のスタイルで整えられていますが、当初はバロック様式で建設された300年以上の歴史をもつ文化的景観は、ヨーロッパ絶対主義の時代のランドスケープデザインや芸術、技術が移り変わる様子を現代に伝えています。

コルヴァイのカロリング朝ヴェストヴェルクとキヴィタス

登録:2014年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

コルヴァイ

コルヴァイのカロリング朝ヴェストヴェルクとキヴィタスは、ドイツのヘクスターにある修道院で文化遺産です。

コルヴァイは、カロリング朝で最も重要な修道院の一つであり、当時としてはこの国で最も価値の高い図書館の一つを有していました。この修道院は数多くの司教を輩出しています。この修道院は 9世紀から 10世紀にザクセン地方の文化的、宗教的、経済的中心地に発展しました。

9世紀のフレスコを有するカロリング朝のヴェストヴェルクは建築史上、飛び抜けて重要です。旧修道院教会は、バロック造形芸術の記念碑的存在です。

ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街

登録:2015年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)

ハンブルグ

ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街は、ドイツのハンブルグにある倉庫街で文化遺産です。

ハンブルクが世界屈指の国際商業都市として急成長を遂げた19世紀後半から20世紀初頭の様子を伝える倉庫街と商館街です。後者にはフリッツ・ヘーガーによる表現主義建築の傑作チリハウスが含まれています。

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

登録:2016年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅵ)

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-は、ドイツのシュトゥットガルトにある文化遺産です。

20世紀の近代建築運動に多大な影響を及ぼした一人であるル・コルビュジエの作品群。その中でも傑作とされる住宅、工場、宗教建築などをまとめて世界遺産リストに登録した物件です。世界各地に残るル・コルビュジエの建築作品のうち、フランスを中心とする7ヶ国に残る建築群が対象となっており、
大陸を跨ぐ初の世界遺産登録となりました。

ドイツで登録されたヴァイセンホフ・ジードルングの住宅は、ドイツのシュトゥットガルトで1927年に開催されたジードルングの住宅展に出展された住居です。

シュヴァーベンジュラにある洞窟群と氷河期の芸術

登録:2017年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)

シュヴァーベンジュラにある洞窟群と氷河期の芸術は、南ドイツの6つの洞窟が対象の文化遺産です。

最終氷期に含まれる約43000年前から33000年前の人類がシェルターに使っていた場所であり、シュヴァーベンジュラ山脈のローネタールとアッハタールという2つの谷にあります。

洞窟群の中では、女性をかたどった小像、動物(ドウクツライオン、マンモス、馬、牛など)の彫像、楽器、個人的な装飾具などが発見されており、小立像のなかには、半人半獣をかたどったものもあります。オーリニャック文化に属するそれらの彫像は、明白に彫刻と認められるものとしては最古の部類に属すします。同様に、鳥の骨から作ったフルートも、楽器としては最古級と見なされています。

ヘーゼビューとダーネヴィアケの考古学的境界線群

登録:2018年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)

ヘーゼビューとダーネヴィアケの考古学的境界線群は、ドイツにあるユラン半島とそれ以外のヨーロッパを分けていた境界域の遺跡群で文化遺産です。

ヴァイキング時代の様子を伝える交易地ヘーゼビューおよび周辺の土塁群の遺跡が対象となっています。

ヘーゼビューはスカンディナヴィアの商業拠点としてはビルカなどと並んで最古級のものであり、規模と重要性の点でも一番だったとも言われています。

ダーネヴィアケは「デンマーク人の堡塁」の意味で、最初の建設は737年前後のことで、ザクセン、ユラン半島と勢力を伸ばしつつあったフランク王国に対抗するものでした。

ナウムブルク大聖堂

登録:2018年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)

ナウムブルク大聖堂

ナウムブルク大聖堂は、ドイツのナウムブルク・アン・デア・ザーレ北西部にある大聖堂で文化遺産です。

オットー大帝が10世紀にツァイツに置いた司教座が1028年にナウムブルクに移されたことが起源となっています。西の内陣に位置する『ウタ・フォン・バレンシュテットとエッケハルト』の像で知られ、ドイツ・ゴシック彫刻の代表作と言われます。

エルツ山地(クルスナホリ)鉱業地域

登録:2019年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

エルツ山地(クルスナホリ)鉱業地域は、ドイツとチェコの国境線となっている山地で文化遺産です。

青銅器時代から鉱石を産出し、1168年にフライベルク付近で銀鉱が発見されて以来、ヨーロッパ有数の銀鉱山として地域社会を発展させました。

銀の他、錫、鉛、鉄、コバルト、ビスマス、ウラン、ニッケル、石灰、カオリン、石炭なども採掘され、操業は1968年まで続きました。22か所の鉱山と関連施設が登録されました。

アウクスブルクの水利管理システム

登録:2019年(文化遺産)、2020年拡張 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

アウクスブルクの水利管理システムは、ドイツのアウクスブルクの水利管理システムで文化遺産です。

ドナウ川の支流であるレヒ川とヴァルタハ川が流れており、その水流を制し利用することがこの地に技術革新をもたらしました。

給水塔やポンプ式機械、噴水や水力発電所など多岐に渡る水の利用は画期的であり、現在でも持続可能なエネルギー活用の事例であるといえます。

メッセル採掘場の化石発掘現場

登録:1995年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)

メッセル採掘場の化石発掘現場は、ドイツのメッセル近くにある油母頁岩の採掘場跡地で自然遺産です。

採掘場跡地は、ライン地溝にあり、盆地のように窪み、大きな湖水が形成されていたところの一部です。グルーベ・メッセルはメッセルの孔という意味で、もともとは褐炭を採掘した露天掘り鉱山でした。ここからは大量の化石が発見されています。

ワッデン海

登録:2009年(自然遺産)、2014年拡張 登録基準:(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

ワッデン海

ワッデン海は、北西ヨーロッパ大陸の一部と北海の間に横たわる水域とそれに関連する海岸の湿原の名前で自然遺産です。

ワッデン海は潮の満ち引きで6時間ごとに海になったり、陸地になったりという不思議なサイクルを繰りかえす土地です。1日4回繰り返されるこの現象は、砂底を耕すナゾの生物によってが守られています。ワッデン海は地球最大規模の干潟といわれています。

ワッデン海は、豊かな動物相、鳥類相(英語版)そして植物相で知られている。今日、ワッデン海の大部分は、周辺3か国の協力で保護されています。

カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林

登録:2007年(自然遺産)、2011年、2017年拡張 登録基準:(ⅸ)

カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林は、ヨーロッパ12か国にまたがる自然遺産です。

東カルパティア山脈に残るヨーロッパブナの原生林が、ヨーロッパに残る同種の森林の中でも樹齢、種類の多様さ、木々の大きさ、範囲の広さなどの点で突出した価値を持つとして、世界遺産に登録されました。

当初はウクライナとスロバキアでしたが、その後追加で登録され現在に至ります。(スロバキア・ウクライナ・ドイツ・アルバニア・オーストリア・ベルギー・ブルガリア・クロアチア・イタリア・ルーマニア・スロベニア・スペイン

アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群

登録:2011年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅴ)

アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群は、紀元前5000年頃から前500年頃までにアルプス山脈周辺で建設された杭上住居の遺跡群で文化遺産です。

スイス(56件)、イタリア(19件)、ドイツ(18件)、フランス(11件)、オーストリア(5件)、スロベニア(2件)の6か国111件の資産によって構成されています。

杭上住居は高床式の住居の一種で、湖や湿地に杭を立て、その上に住居が築かれました。湖上に立てた当初の理由は、外敵に対する警戒や、農業に適した土地を住宅地に割かなくてすむようにするなどの理由であったと考えられています。

ドレスデン・エルベ渓谷

2004年に登録されたものの、近代的な橋を建設することが景観を損なうとして、2009年に世界遺産リストから削除された。

まとめ

ドイツの世界遺産を簡単にまとめてみました。数も多いし、見どころたくさんです。ぜひ行ってみたい。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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