こんにちはnemoです。
新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。
【世界遺産を巡る旅】南アフリカ
120ヶ国目は南アフリカ。2021年8月現在、世界遺産10件(文化遺産5件、自然遺産4件、複合遺産1件)です。
南アフリカといえばヨハネスブルグの治安の悪さが有名でしょうか。喜望峰もあるし、見所は多そうですね。
それでは南アフリカの世界遺産を見ていきましょう。
南アフリカの人類化石遺跡群
登録:1999年(文化遺産)、2005年拡張 登録基準:(ⅲ)、(ⅵ)
南アフリカの人類化石遺跡群は、南アフリカにある重要な化石人骨などが出土した遺跡群で文化遺産です。
アウストラロピテクス属が最初に発見された遺跡を含み、アウストラロピテクス・アフリカヌスやパラントロプス・ロブストゥスなど多数の人類化石が発見されています。このため、「人類のゆりかご」(人類発祥の地とも)と名付けられています。
のちにルーシーやセラムの発見に代表されるエチオピアなどでの発掘と研究の進展によって、東アフリカこそ「人類のゆりかご」などといわれるようにもなりましたが、21世紀に入っても南アフリカでは新種のアウストラロピテクスを含む重要な化石の発見があり、「人類のゆりかご」の地位を再び取り戻すことにつながる可能性を示唆する者もいます。
ロベン島
登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅵ)
ロベン島は、南アフリカにある島で文化遺産(負の遺産)です。
「監獄島」とも呼ばれハンセン病患者の隔離や政治犯の強制収容所が設置されました。現在はロベン島教会をのぞいて政府が所管し、島全体を博物館として整備、刑務所の元囚人がガイドとして案内業務を行っています。
周囲は海流が強く、脱出が困難なところを見いだされ、17世紀の終わりから島の大部分は刑務所として使われました。当時のロベン島に収監された囚人はオランダの植民地のさまざまな政治的指導者で、南アフリカ出身者だけでなくインドネシア出身者もいました。
マプングブエの文化的景観
登録:2003年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)、(ⅴ)
マプングブエの文化的景観は、南アフリカにあるかつて繁栄した都市で文化遺産です。
シャシ川とリンポポ川の合流点に位置し、現在のボツワナやジンバブエの一部をも支配したショナ王国の前身にあたる一集団が拠点としたことで、1050年から1270年に繁栄したと考えられています。約400年の繁栄にもかかわらず、歴史や文化に関する文字の記述は一切見つかっていません。14世紀末、極端な気候変動による寒冷や干ばつの影響を受けて衰退し、当時の土地は放棄されました。
岩山の上の宮殿や集落、要塞、墓所などが1890年に見つけられ1932年には丘の上の王家の墓からサイや王杖など黄金の副葬品が発掘されるも、アパルトヘイトの時代背景により、黒人繁栄の歴史は日の目を見ずにいました。
リフタスフェルトの文化的・植物的景観
登録:2007年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅴ)
リフタスフェルトの文化的・植物的景観は、南アフリカにある山がちな砂漠地帯で文化遺産です。
南アフリカのナマクアランド北部に位置するこの乾燥地帯は過酷な景観を呈しており、水がきわめて稀少なこの地域で生き延びられるのは、生物形態の中でも最もハードな存在だけです。気温は過酷そのもので、夏には摂氏50度を超えることもあります。雨は滅多に降りません。
地元で放牧生活を営んでいるナマ人の土地だったリフタスフェルトは、1991年に面積1,624.45 km²の国立公園として18年の交渉の末、公の土地となりました。
コマニの文化的景観
登録:2017年(文化遺産) 登録基準:(ⅴ)、(ⅵ)
コマニの文化的景観は、南アフリカ、ボツワナ、ナミビアの境界にある遺跡や文化的景観で文化遺産です。
砂漠やサバンナなどの過酷な環境の中、狩猟採取生活を送ってきたサン人の石器時代以来の生活の様子を伝える遺跡や文化的景観が広がっています。サン人は南部アフリカのカラハリ砂漠に住む狩猟採集民族で「地球最古の人類」とも呼ばれています。
イシマンガリソ湿地公園
登録:1999年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)、(ⅹ)
イシマンガリソ湿地公園は、南アフリカにある自然保護区で自然遺産です。
広範囲に及ぶ背景から、海洋生態系には珊瑚礁が、東岸生態系には砂丘と失言が、湖群生態系には淡水湖が、湿原生態系にはアシやパピルスが広範囲に茂る湿地林が存在し、西岸生態系にはかつて海岸線だった段丘と乾燥したサバナの森林が広がっています。
ケープ植物区保護地域群
登録:2004年(自然遺産)、2015年拡張 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)
ケープ植物区保護地域群は、南アフリカに分布する自然の灌木植生地域で自然遺産です。
約5000種の固有種を含む8000種以上の植物からなるという点で、熱帯雨林の植物多様性を上回っています。植物の大半は硬い葉の常緑樹で、ケープタウンのテーブルマウンテンもこのエリアに含まれます。乾燥した夏期によく起こる火事は、多くのフィンボスの植物の生育にとっては必須の段階で、多くのタネは火事の猛火の後で芽を出すサイクルが息づいています。
フレデフォート・ドーム
登録:2005年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)
フレデフォート・ドームは、南アフリカにある現存する世界最大の隕石衝突跡で自然遺産です。
隕石の衝突跡の直径は約190kmと世界最大。隕石の衝突跡は、中央のドーム(直径約50km)とそれを取り囲む外輪山(リング)からなります。今から約20億2300万年前(古原生代)に直径10から12kmの小惑星が速度約20km/sで衝突し、フレデフォート・ドームが生成されたと考えられています。
マコンジュワ山脈
登録:2018年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)
マコンジュワ山脈は、南アフリカの一連の小さな山と丘で自然遺産です。
この辺りにある地層は、地表に露出したものとしては世界最古級のもので、約36億年くらい前に形成された古代地殻「バーバートン・グリーンストーン・ベルト」で構成されています。
マロティ=ドラケンスバーグ公園
登録:2000年(複合遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)、(ⅶ)、(ⅹ)
マロティ=ドラケンスバーグ公園は、南アフリカとレソトにある国立公園で複合遺産です。
マロティ山脈を含むドラケンスバーグ山脈の美しい自然景観や生物多様性、さらにはサン人たちが数千年にわたって残してきた数々の岩絵などの考古遺跡群という、自然・文化両面の価値が評価された複合遺産であり、グレート・エスカープメントでは最大の自然保護区を形成しています。
2000年に登録された当初は南アフリカ共和国のウクハランバ・ドラケンスバーグ公園のみを対象としていましたが、2013年にセサバテーベ国立公園が拡大登録されたことから、登録名称が変更となりました。レソトにとっては初の世界遺産です。
【世界遺産を巡る旅】レソト
121ヶ国目はレソト。2021年8月現在、世界遺産1件(複合遺産1件)です。
レソトってどこ?って感じもありますが南アフリカに囲まれた小国です。
それではレソトの世界遺産を見ていきましょう。
マロティ=ドラケンスバーグ公園
登録:2000年(複合遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅲ)、(ⅶ)、(ⅹ)
マロティ=ドラケンスバーグ公園は、南アフリカとレソトにある国立公園で複合遺産です。
マロティ山脈を含むドラケンスバーグ山脈の美しい自然景観や生物多様性、さらにはサン人たちが数千年にわたって残してきた数々の岩絵などの考古遺跡群という、自然・文化両面の価値が評価された複合遺産であり、グレート・エスカープメントでは最大の自然保護区を形成しています。
2000年に登録された当初は南アフリカ共和国のウクハランバ・ドラケンスバーグ公園のみを対象としていましたが、2013年にセサバテーベ国立公園が拡大登録されたことから、登録名称が変更となりました。レソトにとっては初の世界遺産です。
まとめ
南アフリカ、レソトの世界遺産を簡単にまとめてみました。数は少ないですがいい感じですね。
早く自由に旅できる日がきてほしいですね!
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