【世界遺産を巡る旅】北朝鮮と「世界遺産登録基準」を学ぶ

世界遺産

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】北朝鮮

2ヶ国目は朝鮮民主主義人民共和国。2021年5月現在、世界遺産2件(文化遺産2件)です。

北朝鮮に行こうと思う人や行けると思っている人はあまり多くないかもしれませんが、一応コロナ禍になる前は入国は可能でした。年間10万人近い観光客が訪れていたようです。実際にブログやYouTubeなどでも記事や動画が上がってます。

個人で行くのはおそらく無理で、ツアーに参加する形になると思います。常にガイドと運転手が同行するようなので、自由行動はできません。表面的な部分しか観光はできないと思いますが、いつか行ってみたいなと思ったりもします。

とは言え何が起こるかわかりませんので、もし行くとすればいろいろと注意は必要でしょうね。

それでは北朝鮮の世界遺産を見ていきましょう。

高句麗古墳群(고구려 고분군)

登録:2004年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

高句麗古墳群は朝鮮民主主義人民共和国平壌市、平安南道、黄海南道に所在する高句麗後期の古墳群で、文化遺産です。

高句麗の王、王族、貴族の墳墓63基が指定されており、古墳には高句麗文化を現在に伝える美しい壁画が残っています。

高句麗は初代王の朱蒙(東明聖王)が紀元前37年に建国したとされています。668年に滅びるまで大きな影響力を持っていたようです。気になる方は韓国ドラマ「朱蒙」を観れば高句麗建国の状況がわかります。と言ってもあくまでドラマなのでフィクション要素も多いでしょうけど。ちなみに自分は観ました。

開城の歴史的建造物群と遺跡群

登録:2013年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)

開城の歴史的建造物群と遺跡群は北朝鮮南西部に位置する開城に残る高麗時代の史跡、文化遺産です。

開城は建国の918年から李氏朝鮮に滅ぼされる1392年まで続いた高麗王朝の王都です。かつて天体観測、気象観測に用いられた施設である満月台開城瞻星台や、開城城壁開城南大門、教育施設である高麗成均館など12件が世界遺産に登録されています。

高麗は918年に王建(太祖)が建国し、936年に朝鮮半島の後三国を統一を成し遂げました。この辺りも韓国ドラマ「王建」を観れば状況がわかるかと思います。もちろんあくまでドラマですけどね。ちなみに自分は観ました。

「世界遺産登録基準」を学ぶ

ここでは世界遺産の登録基準について解説します。

登録基準は「世界遺産条約履行のための作業指針」で定められており、(ⅰ)~(ⅹ)にまとめられています。(ⅰ)~(ⅵ)が文化遺産、(ⅶ)~(ⅹ)が自然遺産の基準となっており、両方の基準にまたがるものは複合遺産となります。

登録基準内容代表例       
(ⅰ) 人類の創造的資質を示す遺産オペラハウス
(ⅱ)建築や技術、記念碑、都市計画、発展において、ある期間または世界の文化圏内での重要な価値観の交流を示すものギザのピラミッド
(ⅲ)現存する、あるいは消滅した文化的伝統または文明の存在に関する独特の証拠を伝えるものベルン旧市街
(ⅳ)人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本クロンボー城
(ⅴ)ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的居住集落や土地・海上利用の顕著な見本、または、取り返しのつかない変化の影響により危機にさらされている、人類と環境との交流を示す顕著な見本クルシュー砂州
(ⅵ)顕著な普遍的価値を持つ出来事もしくは生きた伝統、または思想、信仰、芸術的・文学的所産と、直接または実質的関連のあるもの(この基準は、他の基準とあわせて用いられることが望ましい。)原爆ドーム
(ⅶ)ひときわ優れた自然美や美的重要性をもつ、類まれな自然現象や地域キリマンジャロ国立公園
(ⅷ)生命の進化の記録や地形形成における重要な地質学的過程、または地形学的・自然地理学的特長を含む、地球の歴史の主要段階を示す顕著な見本フレデフォート・ドーム
(ⅸ)陸上や淡水域、沿岸、海洋の生態系、また動植物群集の進化、発展において重要な、現在進行中の生態学的・生物学的過程を代表する顕著な見本白神山地
(ⅹ)絶滅の恐れのある、学術上・保全上顕著な普遍的価値を持つ野生種の生息域を含む、生物多様性の保全のために最も重要かつ代表的な自然生息域オカピ野生生物保護区

基準の(ⅵ)は戦争や紛争、人種差別や奴隷貿易などの、人類が歴史上で犯してきた過ちを記憶にとどめ、繰り返さないようにするための「負の遺産」を含みます。(広島平和記念碑(原爆ドーム)アウシュビッツ強制収容所など)

まとめ

北朝鮮の世界遺産を簡単にまとめてみました。自由に訪れることができないので難しいと思いますが、可能であれば行ってみたいなと思うところです。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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