【世界遺産を巡る旅】ロシア前編

ロシア

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】ロシア

41ヶ国目はロシア。2021年6月現在、世界遺産29件(文化遺産18件、自然遺産11件)です。

ロシアには自然遺産もたくさんありますね。行ってみたい所もたくさんあります。シベリア鉄道にも憧れますがどうなんでしょうね。

それではロシアの世界遺産を見ていきましょう。

サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群

登録:1990年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

サンクトペテルブルグ

サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群は、ロシアの都市サンクトペテルブルクの中心部およびその郊外の建造物で文化遺産です。

1703年、ロマノフ王朝皇帝のピョートル大帝によって作られた街で、バロック様式・新古典主義にロシア文化が融合したものとして特徴づけられています。

世界遺産には36件が登録されており、国立美術博物館のエルミタージュ美術館や、ピョートル大帝が建設したエカテリーナ宮殿がなどが含まれています。

キジー・ポゴスト

登録:1990年(文化遺産)、2017年範囲縮減 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)、(ⅴ)

木造教会建築群

キジー・ポゴストは、ロシアのカレリア共和国のオネガ湖に浮かぶ島にある木造教会建築群で文化遺産です。

「キジ」の意味はこの地域の先住民の言葉で「祭祀の場」。その言葉通りに自然崇拝の祭祀の場で、先住民が正教徒に改宗した後も聖地として引き継がれました。14世紀に建てられたロシア最古の木造建築、ローム修道院の聖ラーザリ教会をはじめ教会建築、個人住宅、風車などがあります。

モスクワのクレムリンと赤の広場

登録:1990年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

クレムリン

モスクワのクレムリンと赤の広場は、ロシアの首都モスクワにある宮殿と広場で文化遺産です。

クレムリンはロシア語ではクレムリとなり、城塞を意味するものです。その名の通り、総延長2.25kmもある城壁は20の城門を備え、内部には様々な時代の様式による宮殿や大聖堂(寺院)が林立しています。

赤の広場の名前は本来「美しい広場」というものでした。1493年、モスクワ大公国の統治者イヴァン3世が、自らの居城であるクレムリンの前の市街地を広場として整理させたのが起源とされています。

ノヴゴロドと周辺の文化財

登録:1992年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

ノヴゴロドと周辺の文化財は、ロシアのノヴゴロド州の州都で文化遺産です。

829年ヴァイキングのルス族首長リューリクが、この地でロシア最初の国家を建設。ロシア最古の都市であり、中世のノヴゴロド公国の首都でした。

現在は古都のたたずまいを残す地方都市ですが、11世紀に建設された城壁と聖ソフィア聖堂が残っています。城塞は西岸を囲み、聖堂はロシア最古の石造りで美しい白亜の教会です。

ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群

登録:1992年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)

ソロヴェツキー修道院

ソロヴェツキー諸島の文化的・歴史的遺産群は、ロシアの白海オネガ湾に浮かぶ6つの島で構成される諸島で文化遺産です。

15世紀後半に設立されたロシア正教のソロヴェツキー修道院が有名です。ロシアの帝政期を通じて、修道院は強固な要塞として知られ、リヴォニア戦争(16世紀)、大動乱期(17世紀)、クリミア戦争(19世紀)、ロシア内戦(20世紀)と外敵を退け続けました。しかし、ロシア十月革命後、諸島はソビエト連邦最初の強制収容所となり、多くの人々が亡くなりました。

ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群

登録:1992年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群は、ロシア・ヴラジーミル州の古都ウラジーミルおよびスーズダリを中心に点在する聖堂・修道院・城塞
など8つの記念碑的建造物群で文化遺産です。

ウラジーミル・スーズダリ大公国の全盛期である12世紀から13世紀にかけての宗教建築・要塞建築で、ルーシにおけるビザンティン建築、中世ロシア建築の好例になっています。美しい白亜の大理石の外壁に、精巧なレリーフが施されているのが特徴です。

セルギエフ・ポサードの至聖三者セルギイ大修道院の建造物群

登録:1993年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

至聖三者セルギイ大修道院

セルギエフ・ポサードの至聖三者セルギイ大修道院の建造物群は、ロシアにある正教会の修道院で文化遺産です。

1345年ロストフ出身の修道士であるラドネジの聖セルギイによって創設され、現在まで時の権力者の庇護を受けつつ、修道院は発展し続けてきました。ロシア正教会において最も重要な修道院のひとつであり、その精神的な支柱ともいうべき地位にあります。

コローメンスコエの主の昇天教会

登録:1994年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)

コローメンスコエの主の昇天教会は、ロシアのモスクワの南、モスクワ河岸の高台にある教会で文化遺産です。

教会のあるコローメンスコエ地区は、イワン4世からピョートル1世の時代まで大公や皇帝の別荘地でした。教会は地区内で最も古い建物で、1532年ヴァシリー3世がイワン4世(雷帝)の誕生を祝って建てました。1925年に地区が野外文化財博物館となります。

八角形の屋根が特徴で、基礎が石材と煉瓦、木造の屋根というロシアの昔の木造建築技術で建てられています。

クルシュー砂州

登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅴ)

クルシュー砂州は、バルト海とクルシュー潟を隔てる全長98㎞の細長く湾曲した砂州で文化遺産です。

全長98kmのうち、北の52kmがリトアニア領に属し、残りがロシアの飛地であるカリーニングラード州に属しています。バルト海の神話に拠れば、クルシュー砂州は海岸で戯れていた屈強な少女ネリンガによって形成されたとされています。

16世紀には森林破壊により砂州が砂丘で覆われ、村々を呑み込みました。こうした事態に危機感を募らせたプロイセン当局は、1825年に大規模な森林再生や緑化活動の支援を開始しました。このおかげで、今に至るも砂州の大半は森林に覆われています。

フェラポントフ修道院の建造物群

登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)

フェラポントフ修道院の建造物群は、ロシアのヴォログダ州にある修道院で文化遺産です。

1398年に聖フェラポントによって、修道院は創建されました。フェラポントフ修道院の聖堂建築は、1490年代に建設されたロシア北部の建築物の中でも保存状態がよく、聖堂の内壁は、15世紀から16世紀に活躍したフレスコ画家であるディオニシウスによるフレスコ画が描かれています。

まとめ

ロシアの世界遺産を簡単にまとめてみました。知らないものもたくさんありますね。ぜひ行ってみたいです。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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