【世界遺産を巡る旅】フランス中編

フランス

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】フランス

73ヶ国目はフランス。2021年8月現在、世界遺産47件(文化遺産40件、自然遺産6件、複合遺産1件)です。

フランスと言えばワイン、フランス料理、サッカーなどなど見どころたくさん、行ってみたい所もたくさんあります。

それではフランスの世界遺産を見ていきましょう。

ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿

登録:1991年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅵ)

ランス大聖堂

ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿は、フランスのランスにある建造物で文化遺産です。

ランスのノートルダム大聖堂では、フランク王国のクロヴィスが洗礼を受けたとされることにちなみ、歴代のフランス王たちの戴冠式が挙行されてきました。現存するゴシック様式の大聖堂は、13世紀以降のものです。

サン=レミ聖堂は、1000年頃に建造されたバシリカ式教会堂です。この教会の名は、クロヴィスの洗礼を行った聖レミに由来し、その聖遺物(遺体)が安置されています。

トー宮殿は、1498年から1509年に建造された大司教の館です。ノートルダム大聖堂に隣接し、国王の戴冠式の際には期間中の国王の御座所としても使われました。

ブールジュ大聖堂

登録:1992年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)

ブールジュ大聖堂は、フランスのブールジュにある大聖堂で文化遺産です。

ブールジュのサン=テチエンヌ大聖堂は、主に12世紀末から13世紀末にかけて建造された司教座聖堂です。これは、フランスにおけるゴシック美術の傑作のひとつであり、その設計、ティンパヌム、彫刻、ステンドグラスはいずれも特筆すべきものです。

その規模とコンセプトの統一性が織りなす美しさは中世フランスにおけるキリスト教の強大さを示してくれます。その先駆的なスタイルはゴシック建築の中でも例外的な存在です。

アヴィニョン歴史地区:教皇宮殿、大司教座の建造物群、およびアヴィニョン橋

登録:1995年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

アヴィニョン

アヴィニョン歴史地区:教皇宮殿、大司教座の建造物群、およびアヴィニョン橋は、フランスのアヴィニョンにある文化遺産です。

アヴィニョンは14世紀には教皇庁が置かれていた時期があり、世界遺産に登録されたのは、主として当時アヴィニョンの中心として栄えていた地区です。「世界で最も強固な住まい」と呼ばれた教皇宮殿の他、70年間にわたって教皇庁が置かれカトリック世界の中心として栄えた町を今に伝えています。

ミディ運河

登録:1996年(文化遺産)、2007年拡張 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

ミディ運河は、フランスのトゥールーズでガロンヌ川から分岐し、地中海に面したトー湖にいたる運河で文化遺産です。

国王ルイ14世により国家プロジェクトとして認められ、1666年に開始された工事は、当時の土木技術の最先端を駆使したものでした。19世紀に鉄道に取って代わられるまで、大西洋と地中海との間を船舶で結ぶ、大量輸送ルートでした。

当時大西洋から地中海にものを運ぶには、スペイン・ポルトガルのイベリア半島をぐるっと大回りする以外に航路がなかったため、スペインにジブラルタル海峡の通行税を支払わなければならなかった背景からの建設でした。

リヨン歴史地区

登録:1998年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

リヨン

リヨン歴史地区は、フランスのリヨンにある文化遺産です。

石畳の街並みの残る旧市街からクロワ・ルースにかけての地区が登録されています。旧市街には紀元前43年、シーザーの元副官によって町が拓かれ、リヨンの起源となったフルヴィエールの丘、紀元前15年に建造されたフランス最大の野外ローマ劇場、十字軍の遠征で病没したルイ9世が葬られているサン・ジャン大司教教会など、歴史の遺産がいたるところに存在しています。

19世紀には絹織物の工房が何千軒もあったクロワ・ルースには、トラブールと呼ばれる通路が、迷路のように延びています。これは絹織物の意匠を盗まれないよう、こっそり運ぶために造られたものとか。

歴史的城塞都市カルカソンヌ

登録:1997年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

カルカソンヌ

歴史的城塞都市カルカソンヌは、フランスのカルカソンヌにある文化遺産です。

二重に城壁をめぐらせたヨーロッパ最大級の城塞都市です。地中海と大西洋を結ぶ交通と軍事の要衝にあり、紀元前3世紀には砦が造られ、その後ローマ人が城塞都市を建設しました。

13世紀にフランス王ルイ9世が二重に城壁を張り巡らせ、難攻不落の城といわれましたが、17世紀にスペインとの平和条約が結ばれると無用の長物となり荒廃。しかし、19世紀に復元され、総延長3kmの二重の城壁に囲まれたヨーロッパ最大級の城塞都市の姿が蘇りました。

フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

登録:1998年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)、(ⅵ)

フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は、フランスにある巡礼路の一部区間と、巡礼路の途上にある主要な歴史的建造物群で文化遺産です。

4都市を基点とし、それが2つになってピレネー山脈を越えてスペインで合流し、サンティアゴ・デ・コンポステーラへと続く巡礼路です。スペインの世界遺産である「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」とは別件の扱いを受けています。

ベルギーとフランスの鐘楼群

登録:1999年(文化遺産)、2005年拡張 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ベルギーとフランスの鐘楼群は、ベルギー、フランス両国合わせて56の鐘楼で文化遺産です。

1999年にフランドル地方とワロン地方の鐘楼群として32の鐘楼が世界遺産に登録されたのが最初です。2005年にワロン地方のガンブルーの鐘楼、フランスのノール=パ・ド・カレー地域圏、ピカルディー地域圏の23の鐘楼の追加登録によって、現在の名称となりました。

サン=テミリオン地域

登録:1999年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)

サン=テミリオン

サン=テミリオン地域は、フランスのボルドー近郊の町で文化遺産です。

中世以来ブドウ栽培やワイン醸造のさかんな景勝地であり、「サン=テミリオン」の名はボルドーワインの主要なブランド名のひとつにもなっています。

世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の途上にあり、地下を刳り貫いて作ったモノリス(一枚岩)教会などの歴史的建造物もあります。

シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷

登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

シャンボール城

シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷は、フランスのロワール川流域に広がる渓谷で文化遺産です。

アンボワーズ、アンジェ、ブロワ、モンソロー、オルレアン、トゥールといった歴史上の重要都市が点在し、また何よりも数々の名城(シャトー)が現存していることから「フランスの庭園」の異名を取っています。また、かつての宮廷が多く置かれ、典雅なフランス語が発達したことから「フランス語の揺籃地」とも呼ばれています。

1981年に「シャンボールの城と領地」として単独登録されていたシャンボール城は、この物件に包含されることとなりました。

中世市場都市プロヴァン

登録:2001年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

中世市場都市プロヴァンは、フランスの都市で文化遺産です

中世にはシャンパーニュの大市の開催都市として知られていました。プロヴァンでは国境を越えて多くの貿易商が交易をし、毛織物や貴金属、香辛料などが売買される市場が開催されましたが、商人たちからもたらされる膨大な財産を盗賊や他国の侵攻から守るために、堅固な城壁を張り巡らして都市を守りました。

オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル

登録:1983年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)

ル・アーヴル

オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴルは、フランスの港湾都市ル・アーヴルの中心街で文化遺産です。

第二次世界大戦後に行われた大規模な都市再建が、20世紀における都市計画の優れた例証として評価されました。1944年の空爆でル・アーヴルの街並みの大半は80,000人以上の犠牲者とともに失われましたが、戦争終結後に建築家オーギュスト・ペレによる都市再建計画が始まり、20年の歳月をかけてル・アーヴルはコンクリート造りの新しい建築群を持つ近代都市に生まれ変わりました。

オーギュスト・ペレが重んじたのは新旧建築物の統一性。大戦終結後に古くからの街並みを復旧した都市が多いフランスの中で、ペレは敢えて全ての都市計画を近代的に作り替えるとともに、戦禍を逃れた建築物を新しいものとうまく融合させて再建することにより、ヨーロッパに新たな美的価値観をもたらしたのです。

月の港ボルドー

登録:2007年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

ボルドー

月の港ボルドーは、フランスにある都市で文化遺産です。

「月の港」とは、ボルドーを指す異称であり、ガロンヌ川が三日月形に湾曲した地点の南岸に沿って発達した交易港であったことに因んでいます。

ルイ=ユルバン=オーベール・ド・トゥルニーらによって形成された啓蒙時代の新古典主義建築の都市計画および歴史的建造物群が現在も良好に保存されていることが評価されています。

ヴォーバンの防衛施設群

登録:2008年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅳ)

ヴォーバンの防衛施設群は、フランスにある築城の名手ヴォーバンが築いた稜堡式要塞などで文化遺産です。

セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバンはフランス国王ルイ14世お抱えの軍事建築家です。150以上の要塞を考案して実際に作り上げただけでなく、フランスを代表する巨大土木建造物群も作り上げた優れた建築家で、近代的要塞築城法を確立した第一人者です。

国王が国を守るために命じ、ヴォーバンが築いた城塞「シタデル」はアラスやブザンソンなど多くの地域に今もなお堅固な姿のまま残り、軍事建造物の歴史の変遷と中世のロマンを現代に伝えています。

アルビの司教都市

登録:2010年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅴ)

アルビの司教都市は、フランスのの都市アルビに残る中世の建造物群で文化遺産です。

アルビジョワ十字軍を経て、13世紀以降のアルビは、ローマ・カトリック教会が権勢を振るう都市となりました。旧市街には、中世の趣きを残す街路やルネサンス期の建造物群が多く残り、タルヌ川とその橋などとともに、独特の都市景観を呈しています。

中世に司教が支配した都市の特色や、レンガを用いた南フランスのゴシック建築の特色をよく残していることなどが評価されました。

コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観

登録:2011年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅴ)

コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観は、フランス南部の中央山塊に属するコース地方とセヴェンヌ山脈に含まれる農業景観で文化遺産です。

山深いセヴェンヌ地方には伝統的な移牧によるヒツジの牧畜が今もなお続けられ、牧草を求めて山へと何万頭もの羊とともに移動して生活をすることにより、自然豊かな山々の間に根差した人々はセヴェンヌに美しい牧歌的な景観をつくりだしました。

コース地方もまた羊の牧畜が盛んで、世界的に有名な羊の乳のブルーチーズ、ロックフォール発祥の地。自然を生かした熟成方法が独特の味わいを生み出した伝統的な製法は今もなお続けられており、何世代にもわたって人と羊が紡いできた歴史と伝統を垣間見ることができます。

まとめ

フランスの世界遺産を簡単にまとめてみました。数も多いし、見どころたくさんです。ぜひ行ってみたい。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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