【世界遺産を巡る旅】チュニジア

チュニジア

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】チュニジア

96ヶ国目はチュニジア。2021年8月現在、世界遺産8件(文化遺産7件、自然遺産1件)です。

チュニジアと言えばカルタゴ。と言えばハンニバル。歴史を感じます。行ってみたい。

それではチュニジアの世界遺産を見ていきましょう。

チュニス旧市街

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅴ)

チュニス

チュニス旧市街は、チュニジアの首都で文化遺産です。

チュニスの原型は、古代フェニキア人によって建設された、カルタゴ近郊の町です。ローマやイスラム、オスマン帝国などの支配下にありました。

旧市街を表す言葉「メディナ」には、「ムハンマドの地」という意味があります。メディナの路地は迷路のように入り組んでいますが、これは外敵の侵入を阻止する目的があります。

カルタゴ遺跡

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)

カルタゴ

カルタゴ遺跡は、チュニジアにあるフェニキア人による国家の遺跡で文化遺産です。

紀元前にアフリカ大陸の北岸を中心に、地中海貿易で栄えた、フェニキア人による国家です。中心となる都市はチュニス湖東岸にありました。カルタゴは造船技術や水運や海上貿易のノウハウに優れ、地中海の貿易によって経済力や軍事力を誇り、地中海の西部の海上交易を支配しました。

文化の中心地としても栄え、アフリカ北岸の広域やイベリア半島の南側を領土として支配しました。地中海南岸に本拠地を持つ大国であり、地中海北側に本拠地を持つローマと競い合いました。

エルジェムの円形闘技場

登録:1979年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅵ)

エルジェム

エルジェムの円形闘技場は、チュニジアのエルジェムにある遺跡で文化遺産です。

エル・ジェムの円形闘技場は238年頃皇帝と歓呼して迎えられた総督ゴルディアヌス1世の下のローマ人によって構築されました。闘技場は、観客席35,000人を収容でき、恐らく剣闘士や戦車レースのために使用されていました。

17世紀まで、闘技場はほぼ原型を保っていたものの、17世紀から、闘技場の石材は、エル・ジェムの近くの村を構築するためやケルアンの大モスクのために使用されました。

ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡

登録:1985年(文化遺産)、1986年拡張 登録基準:(ⅲ)

ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡は、チュニジアにあるかつてのカルタゴの街で文化遺産です。

発掘の結果、この遺跡が、紀元前4世紀から紀元前3世紀のものであることが明らかになっています。建物の配置がはっきり分かる遺跡のここかしこに多くの家の壁が残されています。またファサード上の有色の粘土も数々残っています。個々の家は、緻密な都市計画に基づいて標準化されています。

スース旧市街

登録:1988年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅳ)、(ⅴ)

スース

スース旧市街は、チュニジアにある都市で文化遺産です。

スースの旧市街は9世紀のもので、北アフリカにイスラム勢力が進出してきた頃の姿が今も完全な形で残っている町として注目を集めています。

旧市街は堅牢な城壁で囲まれていて、入り口にあるモスクも城壁の機能を第一優先に建てられました。要塞と礼拝の場を兼ねた「リバト」の2階の回廊はイスラム教徒たちの住居もかねています。またその壁には複数の銃眼が残されています。

ケルアン

登録:1988年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅴ)、(ⅵ)

ケルアンは、チュニジアにある都市で文化遺産です。

7世紀にアラブ軍が築いた北アフリカで最初のイスラム都市です。イスラムの聖地はメッカ、メディナ、エルサレムなどありますが、その中でもケルアンは4番目の聖地となっています。

1881年に、ケルアンはフランス軍に占領され、それ以降ムスリム以外でもこの街に入ることができるようになりました。

ドゥッガ/トゥッガ

登録:1997年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)

ドゥッガ/トゥッガは、チュニジア北部にあるローマ時代の遺跡で文化遺産です。

城壁に囲まれたベルベル人の村であり、ドゥッガは「牧場」を意味しています。7世紀にイスラム教徒が侵攻し、町は破壊されてしまうも、人々はその後1000年以上にわたって、この地で農業を営んできました。

イスラム化された町の公共建造物や裕福な家の床は、美しいモザイク画が残り、現在はチュニジアの伝統工芸として受け継がれています。

イシュケル国立公園

登録:1980年(自然遺産) 登録基準:(ⅹ)

イシュケル国立公園は、チュニジア北部にある国立公園で自然遺産です。

イシュケル国立公園の湖と湿地は、毎年何十万もの渡り鳥が訪れる重要な中継地です。 この湖には、あひる、ガチョウ、コウノトリ、フラミンゴなどが訪れます。

湖の水源である川へのダムの構築により、1996年から2006年まで危機遺産にも登録されていました。ダムが湖と沼への真水の流入を急激に減少させたので、ヨシ、スゲ、その他の真水植物類は好塩性の植物に置き換わりました。これらの変化は、かつて存在した植物群に依存していた渡り鳥の個体数の急激な減少をもたらしました。

まとめ

チュニジアの世界遺産を簡単にまとめてみました。やはりヨーロッパに近いだけあって、かなり影響を受けている感じですね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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