【世界遺産を巡る旅】タンザニア、セーシェル

セーシェル

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】タンザニア

104ヶ国目はタンザニア。2021年8月現在、世界遺産7件(文化遺産3件、自然遺産3件、複合遺産1件)です。

タンザニアと言えばサファリ、キリマンジャロ、ザンジバルの海。自然がいいね。

それではタンザニアの世界遺産を見ていきましょう。

キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群

登録:1981年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)

キルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群は、タンザニアにある遺跡群で文化遺産です。

キルワ島は東アフリカ沖に浮かぶ島で、イスラム教徒のコミュニティが今もあります。13世紀までに、マフダリ家の支配の下で、東アフリカ沿岸部最大の都市となり、その影響力はモザンビークにまで及びましだ。

イブン・バットゥータは1330年頃にこの島を訪れたことに関連し、統治者の謙譲と篤信の精神を高く評価しています。特筆すべき廃墟は大モスク跡やムクティニ宮殿跡などです。

ソンゴ・ムナラ島の記録はほとんどなく、14世紀から15世紀頃に繁栄していたらしいということが分かっているのみです。ソンゴ・ムナラ島には5つのモスクの廃墟などが残っていますが、マングローブ林などに埋もれています。

ザンジバル島のストーン・タウン

登録:2000年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅵ)

ザンジバル

ザンジバル島のストーン・タウンは、タンザニアのインド洋に位置するザンジバルの街並みで文化遺産です。

ザンジバルはアフリカ大陸タンザニアの東に浮かぶ群島です。10世紀ごろからアラブ商人が定住し、大航海時代にはポルトガルが占領しました。後にオマーン、さらにイギリスへと支配者が代わっていきます。

アフリカからの奴隷・象牙・金などの輸出、東西交易の中継、クローブ栽培などで栄えました。支配層であるヨーロッパとアラブ双方から文化の影響を受け、3階建て以上の石造建築物が連なる街並みは、東アフリカ地域において特異な歴史的景観をなしています。

コンドアの岩絵遺跡群

登録:2006年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅵ)

コンドアの岩絵遺跡群は、タンザニアにある洞窟壁画群を中心とする遺跡で文化遺産です。

コンドアの岩絵は、赤い絵と白黒の絵に大別でき、前者の方がより古いです。そちらは弓矢を携えた狩人やレイヨウ、ゾウなどの狩猟対象の獣が描かれています。後者は一転して、家畜が中心となっているため、描き手が狩猟民から牧畜民へと変化したことが伺えます。

年代調査の結果、白黒の絵は1500年ほど遡るものであることが明らかになっていますが、赤い絵の継続年代は未詳のままです。

審美的にも高く評価しうる岩絵群が数千年にわたり蓄積されてきたことや、洞窟が地元民の伝統文化と密接に結びついてきたことなどが評価されています。

セレンゲティ国立公園

登録:1981年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅹ)

ヌー

セレンゲティ国立公園は、タンザニアにある国立公園で自然遺産です。

ヴィクトリア湖の東に広がる大サバンナ地帯にあります。そのうちの多くが広々とした草原で疎林や低木林がみられます。国立公園内には、様々な動物が約300万頭生息していると推定されています。

セレンゲティを代表する動物は、ヌーです。生息している動物の約3割がヌーであるといわれています。ヌーは、雨季と乾季で草原を求めて、隣接しているケニア側のマサイマラ国立保護区へと1,500kmの移動を繰り返します。雨季となる12月から6月の間は、地平線をヌーが埋め尽くし、壮観です。

セルース猟獣保護区

登録:1982年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)

セルース猟獣保護区は、タンザニアにある動物たちの保護区で自然遺産です。

元々は狩猟用の保護区として設定されたものでしたが、現在は狩猟が禁止された純粋な保護区となっています。大型哺乳類が万単位で生息し、動物保護区としては世界最大級の面積を誇ります。その動物相の多彩さと規模、および人の手がほとんど入ってこなかった点が評価されています。

キリマンジャロ国立公園

登録:198年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)

キリマンジャロ

キリマンジャロ国立公園は、タンザニアにあるキリマンジャロ山域の国立公園で自然遺産です。

キリマンジャロは、標高5,895mでアフリカ最高峰。また南米のコトパクシ山に並ぶ標高を持つ世界最高峰級の火山でもあります。動物は、リードバックやバッファローなどの哺乳類やカメレオンなどが生息しています。植物では、高山湿地帯には、ジャイアント・セネシオなど、独特の植物も自生しています。

ンゴロンゴロ保全地域

登録:1979年(複合遺産)、2010年拡張 登録基準:(ⅳ)、(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

ンゴロンゴロ

ンゴロンゴロ保全地域は、タンザニアにある自然保護地域で複合遺産です。

ンゴロンゴロ地域にはンゴロンゴロ・オルモティ・エンパカーイという3つのクレーターが並び、これら活動を停止したものも含め9つの火山が分布しています。ンゴロンゴロの外輪は標高2,400mであり、カルデラ内部の平野(1,800m程度)と比べて高いです。

このためカルデラ内部は外部と遮断されており、このカルデラ内に生息する大型動物のほとんどはカルデラの外にでることはありません。周囲と隔離された生態系が形成されるに至りました。しかしながら、キリンやインパラ以外の東アフリカのサバンナに生息する動物はほぼ観察することができます。

【世界遺産を巡る旅】セーシェル

105ヶ国目はセーシェル。2021年8月現在、世界遺産2件(自然遺産2件)です。

セーシェルと言えば南の島のイメージ。海でのんびりもいい感じですね。

それではセーシェルの世界遺産を見ていきましょう。

アルダブラ環礁

登録:1982年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)、(ⅹ)

アルダブラ環礁は、セーシェルにあるサンゴ礁が隆起して出来たインド洋に浮かぶ環礁で自然遺産です。

人の手がほとんど入っていない状況の中、アルダブラゾウガメをはじめとする独特の動物相・植物相が保たれている地域です。ゾウガメの生息地としては世界最大級で、15万2000頭が生息しています。ゾウガメのほかにもアオウミガメ、タイマイなどが生息し、また多くの鳥類も観測されています。

ヴァレ・ド・メ自然保護区

登録:1994年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

ヴァレ・ド・メ自然保護区は、セーシェルにある自然保護区で自然遺産です。

30mの高さに成長するココ・デ・メールが群生する原生林が残っており、珍しい動植物が息づいています。このほか4種類のヤシと28種の植物が固有種です。

鳥類ではブラックパロット、セイシェルキアシヒヨドリ、セイシェルルリバトが生息しています。また、カメレオンやヤモリなどの爬虫類、樹上生のカエルやアシナシイモリなどの両生類も生息しています。

まとめ

タンザニア、セーシェルの世界遺産を簡単にまとめてみました。自然が豊かな感じですね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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