【世界遺産を巡る旅】インドネシア

インドネシア

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】インドネシア

8ヶ国目はインドネシア。2021年5月現在、世界遺産9件(文化遺産5件、自然遺産4件)です。

日本からインドネシアへは、直行便で行けますね。ジャカルタやバリ、ボロブドゥールなどに行く人が多そうですが、インドネシアもたくさんの島があり、それぞれの魅力がありそうですよね。観光客が訪れないような島もたくさんありそうで、逆に面白そうです。

それではインドネシアの世界遺産を見ていきましょう。

ボロブドゥール寺院遺跡群

登録:1991年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅱ)、(ⅵ)

ボロブドゥール寺院

ボロブドゥール寺院遺跡群は、インドネシアのジャワ島中部にある仏教寺院の石造遺跡群で文化遺産です。

シャイレーンドラ朝の時代に、大乗仏教を奉じていたシャイレーンドラ王家によって、ダルマトゥンガ王治下の780年頃から建造が開始され、792年頃に完成。サマラトゥンガ王(位812年~832年)のときに増築されています。

全体で9層の階段ピラミッド状の構造となっており、内部空間を持たないのが際だった特徴となっています。ボロブドゥールは、それ自体が仏教的宇宙観とくに密教的宇宙観を象徴する巨大な曼荼羅と言われています。

プランバナン寺院群

登録:1991年(文化遺産) 登録基準:(ⅰ)、(ⅳ)

プランバナン寺院

プランバナン寺院群は、インドネシアのジャワ島中部にある寺院の遺跡群で文化遺産です。

9〜10世紀に建てられた仏教寺院とヒンドゥー教寺院が点在する遺跡群です。寺院群のなかで中心的構造物であるプランバナン寺院は、古マタラム王国の時代に建立されました。

高さ約47mのシヴァ神殿を中心にブラフマ神殿、ヴィシュヌ神殿が配され、外壁に描かれた古代インド叙事詩「ラーマーヤナ」をモチーフにしたレリーフが施されています。

サンギラン初期人類遺跡

登録:1996年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)、(ⅵ)

サンギラン初期人類遺跡は、インドネシアのジャワ島東側中央辺りにある文化遺産です。

1936年の発掘調査で、ジャワ原人の頭蓋骨、歯、大腿骨の化石が発見されました。ここでは全世界で発見された初期人類化石の半数である約50体が出土しています。150万年前ごろからの人類の進化を知るために非常に重要な手がかりとして評価されています。

バリ州の文化的景観 :トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム

登録:2012年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅴ)、(ⅵ)

棚田

バリ州の文化的景観 :トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システムは、インドネシアのバリ州に残る文化的景観です。

トリ・ヒタ・カラナ」の哲学は、2000年以上も前にバリとインドの文化的交流の中で生まれ、9世紀にはその哲学をもとに、水を管理し棚田を守る水利組織「スバック」が作られました。

この水利組織は公平な水の配分を実現する農民たちのまとまりであると同時に、スバックごとにスバック寺院を持ち、水の神や稲の神などへの崇拝や、それに関わる宗教儀礼とも密接に結びついてきました。そうした哲学や水利システムに裏支えされて維持されてきた文化的景観となっています。

ウルン・ダヌ・バトゥール寺院、バトゥール湖、ペクリサン川流域のスバック景観、バトゥカル山のスバック景観、タマン・アユン寺院で構成されています。

サワリントのオンビリン炭鉱遺産

登録:2019年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅳ)

サワリントのオンビリン炭鉱遺産は、インドネシアスマトラ島中部の西スマトラ州に位置する石炭採掘場で文化遺産です。

19世紀後期から20世紀初頭にオランダ東インド会社によって設立された石炭採掘場です。採掘現場と炭鉱を中心としたコミュニティ、エマヘブン港の石炭貯蔵施設、そして鉱山と沿岸施設を結ぶ鉄道網から構成されています。オンビリン炭鉱遺産は、効率的な採炭、製造、輸送および出荷を可能にする完成されたシステムです。

ウジュン・クロン国立公園

登録:1991年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅹ)

ウジュン・クロン国立公園は、インドネシアのジャワ島西端にある自然遺産です。

インドネシア初の国立公園で、低地熱帯雨林帯に属し、熱帯性植物が生い茂っています。絶滅が危惧されているジャワサイやバンテン(野生牛)、カニクイザル、インドクジャクなどの生息地です。しかし、活火山であるクラカタウ山の危険区域に位置するため、政府によりジャワサイの移動が検討されています。

コモド国立公園

登録:1991年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅹ)

コモドオオトカゲ

コモド国立公園は、インドネシアの小スンダ列島にある自然遺産です。

コモド島、リンチャ島、パダール島で構成されるコモド国立公園。世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)が棲息していることで有名です。1911年の発見当時には恐竜の生き残りと思われていたようです。他にもイルカやウミガメなどの他の希少生物も棲息しています。

ロレンツ国立公園

登録:1999年(自然遺産) 登録基準:(ⅷ)、(ⅸ)、(ⅹ)

ロレンツ国立公園は、インドネシアのパプア州にある国立公園で自然遺産です。

未開の地と言われ、どのような種が住んでいるか未だにすべて確認されていない未知数の国立公園ですが、その中には極楽鳥やキノボリカンガルーなどが確認されています。

公園近くの鉱物資源が注目されたため開発が始まったため、警告の意味を込めて世界遺産登録が行われ、この地域の自然が守られることになりました。

スマトラの熱帯雨林遺産

登録:2004年(自然遺産)、2011年(危機遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)、(ⅹ)

スマトラオランウータン

スマトラの熱帯雨林遺産は、インドネシアのスマトラ島にある熱帯雨林で自然遺産です。

グヌン・ルセル国立公園、ケリンチ・セブラ国立公園、ブキット・バリサン・セラタン国立公園の3つの保護地域からなり、東南アジア独特の種や、ここでしか見られない絶滅危惧種のスマトラトラ、スマトラオランウータンなどを抱える非常に大きな国立公園群です。

密猟、違法伐採、農地の拡大、公園内における道路の建設計画により、2011年に危機遺産に登録されました。

まとめ

インドネシアの世界遺産を簡単にまとめてみました。数多くの島があるインドネシアなので、島を周りつつ世界遺産巡りできたら最高です。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

コメント