【世界遺産を巡る旅】ザンビア、コンゴ民主共和国、中央アフリカ、カメルーン

カメルーン

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】ザンビア

110ヶ国目はザンビア。2021年8月現在、世界遺産1件(自然遺産1件)です。

ザンビアと聞いてもピンとこないかもしれませんが有名な滝がありますね。

それではザンビアの世界遺産を見ていきましょう。

モシ・オ・トゥニャ /ヴィクトリアの滝

登録:1989年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)

ヴィクトリアの滝

モシ・オ・トゥニャ /ヴィクトリアの滝は、ジンバブエ共和国とザンビア共和国の国境に位置する滝で自然遺産です。

現在、ジンバブエにおいては「ヴィクトリアフォールズ」、ザンビアにおいてはモーシ・オワ・トゥーニャ「雷鳴のする水煙」が公式名称です。

落差と幅の両面から見た滝の規模としては、イグアスの滝と並んで世界最大です。この2つの滝に匹敵する規模の滝は他には無く、たとえばナイアガラの滝もこの2つと較べるとかなり小さいです。また、増水期の水量においてもイグアスと並んで世界最大級です。

【世界遺産を巡る旅】コンゴ民主共和国

111ヶ国目はコンゴ民主共和国。2021年8月現在、世界遺産5件(自然遺産5件)です。

コンゴ民主共和国はアフリカで2番目の国土を持つ国。アフリカの中央辺りにありますね。

それではコンゴ民主共和国の世界遺産を見ていきましょう。

ヴィルンガ国立公園

登録:1979年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅷ)、(ⅹ)

マウンテンゴリラ

ヴィルンガ国立公園は、コンゴ民主共和国のルワンダやウガンダ国境近くにある多様な動物相を誇る国立公園で自然遺産です。

1925年創設のコンゴ民主共和国で最古の国立公園です。多様な動物相の中でも、特にマウンテンゴリラとカバの生息地として研究対象にもなっていました。

しかし隣国ルワンダの内戦で発生した難民の大量流入などで環境が悪化し、混乱のなかで多数のカバやゴリラが殺されました。そのため危機遺産にも登録されています。

ガランバ国立公園

登録:1980年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅹ)

ガランバ国立公園は、コンゴ民主共和国北東部のスーダン国境近くに広がる国立公園で自然遺産です。

この国立公園の動物相の中で最も特徴的なのが、シロサイの亜種キタシロサイです。この亜種はもともとコンゴ民主共和国やその近隣など、限られた地域にしか生息していませんでした。密猟により、絶滅危惧種に指定されています。

また、キタシロサイの生息と並んでこの国立公園の特色となっているのがアフリカゾウの調教で、アフリカの他の国立公園には例を見ないゾウの調教センターもあります。この調教は観光などに結びつく事業であり、地域住民に収入の途を与え、結果として密猟を防止することに役立てるという目的も込められています。

密漁や環境悪化に伴い登録抹消も検討されたものの、見送りとなりました。しかし危機遺産に登録されています。

カフジ=ビエガ国立公園

登録:1980年(自然遺産) 登録基準:(ⅹ)

カフジ=ビエガ国立公園は、コンゴ民主共和国のルワンダとの国境にあるキヴ湖西岸に広がる国立公園で自然遺産です。

グラウアーゴリラの生息地であるという点に、この国立公園の最大の特色があります。ゴリラの亜種の中でも、グラウアーゴリラはコンゴ民主共和国東部を中心とする一帯の高地にしか生息していない固有種です。

多くの観光客が訪れた影響で、風邪、はしかなどの病気や、人間を対象としていた寄生虫類が持ち込まれる結果となり、罹患し死に至るゴリラが続出しました。また、象牙を狙った密猟や鉱山の開発、さらにコンゴ民主共和国の内戦など、国立公園の存立を脅かす様々な要因に見舞われたことにより危機遺産にも登録されています。

サロンガ国立公園

登録:1984年(自然遺産) 登録基準:(ⅶ)、(ⅸ)

ボノボ

サロンガ国立公園は、コンゴ民主共和国にある同国内最大の国立公園で自然遺産です。

アフリカの国立公園の中でも第2位の規模を誇るこの国立公園には、最大の熱帯原生林が残っています。最も特徴的なのは、2万頭生息するとされるボノボです。このほか、ボンゴ、コンゴクジャク、オカピ、ミズジャコウネコ、センザンコウなどの珍しい動物たちが生息しています。

オカピ野生生物保護区

登録:1996年(自然遺産) 登録基準:(ⅹ)

オカピ

オカピ野生生物保護区は、コンゴ民主共和国のスーダンやウガンダとの国境に近いイトゥリの森にある野生生物保護区で自然遺産です。

この保護区は20世紀に発見された世界三大珍獣のひとつであるオカピの生息域になっています。1996年の時点では、3900頭から6350頭が生息していると見積もられていました。オカピ以外にも多くの稀少な動物や絶滅危惧種が生息しており、 森林ゾウや13種のシミアン、アフリカゴールデンキャットなどもその例です。

【世界遺産を巡る旅】中央アフリカ

112ヶ国目は中央アフリカ。2021年8月現在、世界遺産2件(自然遺産2件)です。

中央アフリカもちょっとどこにあるのかわからないって人も多そうですが、その名の通りアフリカの中央にある国。

それでは中央アフリカの世界遺産を見ていきましょう。

マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園

登録:1988年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)

マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園は、中央アフリカ共和国バミンギ・バンゴラン州にある国立公園で自然遺産です。

北部のアウク川流域は、雨季には氾濫によって一面が水没する一方、乾季でも干上がることがありません。ハシビロコウは10000-15000羽が生息すると推定され、コシベニペリカン、モモイロペリカンなど多くの水鳥が生息しています。またサンショクウミワシやアフリカハゲコウといった猛禽類も生息しており、野鳥類は全部で320種にのぼるとされています。

南部に広がるサバンナには、多くの大型哺乳類が生息しています。アフリカゾウ、クロサイ、イボイノシシ、カバ、ライオン、チーター、アヌビスヒヒ、サバンナモンキーなど50種以上が生息している。

サンガ川流域の3か国保護地域

登録:1988年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)

サンガ川流域の3か国保護地域は、カメルーンのロベケ国立公園、コンゴ共和国のヌアバレ=ンドキ国立公園、中央アフリカ共和国のザンガ=ンドキ国立公園という、3か国の国立公園で自然遺産です。

体長2mにも及ぶゴリアテタイガーフィッシュやナイルワニが生息種として有名であり、ニシローランドゴリラやマルミミゾウなどの希少動物たちの生息域やゾウやゴリラ、チンパンジーなど大型哺乳類も数多く生息していますが、その多くが絶滅危惧種です。

ヨーロッパ以外での3か国以上にまたがる世界遺産の登録は初です。

【世界遺産を巡る旅】カメルーン

113ヶ国目はカメルーン。2021年8月現在、世界遺産2件(自然遺産2件)です。

カメルーンといえばサッカーのイメージ。他に何があるか見ていきましょう。

それではカメルーンの世界遺産を見ていきましょう。

ジャー動物保護区

登録:1987年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)、ⅹⅵ)

ジャー動物保護区は、カメルーンにある自然保護区で自然遺産です。

1500種の植物(うち43種が林冠を形成、53種が低木)と107種の哺乳類(うち5種は絶滅危惧種)が確認されています。特にサル目の哺乳類が豊かである。ニシローランドゴリラ、マンドリルなどの各種のオナガザル、ガラゴやポト等のロリスが生息しています。

その他の哺乳類としては、ヒョウ、シタツンガやボンゴ等のアンテロープ、アフリカスイギュウ、イボイノシシ、変わった体表を備えるセンザンコウが見られます。

サンガ川流域の3か国保護地域

登録:1988年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)

サンガ川流域の3か国保護地域は、カメルーンのロベケ国立公園、コンゴ共和国のヌアバレ=ンドキ国立公園、中央アフリカ共和国のザンガ=ンドキ国立公園という、3か国の国立公園で自然遺産です。

体長2mにも及ぶゴリアテタイガーフィッシュやナイルワニが生息種として有名であり、ニシローランドゴリラやマルミミゾウなどの希少動物たちの生息域やゾウやゴリラ、チンパンジーなど大型哺乳類も数多く生息していますが、その多くが絶滅危惧種です。

ヨーロッパ以外での3か国以上にまたがる世界遺産の登録は初です。

まとめ

ザンビア、コンゴ民主共和国、中央アフリカ、カメルーンの世界遺産を簡単にまとめてみました。自然が多くていい感じですね。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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