【世界遺産を巡る旅】モンゴルと「世界遺産条約」を学ぶ

モンゴル

こんにちはnemoです。

新シリーズ【世界遺産を巡る旅】始めました。この旅は世界遺産を勉強しながら各国を周る妄想旅です。

【世界遺産を巡る旅】モンゴル

3ヶ国目はモンゴル国。2021年5月現在、世界遺産5件(文化遺産3件、自然遺産2件)です。

日本からモンゴルへは、首都ウランバートル行きの飛行機が飛んでいます。もしくは中国から陸路入国も可能です。30日以内の観光であればビザは必要ありません。

モンゴルと言えば、大草原とゲル、チンギス・ハーン、そして横綱(朝青龍や白鵬)でしょうか。ゲルに宿泊し、大草原を駆け巡るなんて一度経験してみたいですね。

それではモンゴルの世界遺産を見ていきましょう。

ウヴス・ヌール盆地

登録:2003年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)

ウヴス・ヌール盆地は、モンゴル国北西部からロシアにまたがる総面積約9000平方キロメートルの自然遺産です。

夏は40℃を超える世界で最北の砂漠と、冬は-60℃になる世界で最南のツンドラが共存することで、1年の温度差が100℃にもなると言われる極端な気温差が特徴です。

固有種や絶滅のおそれがある生物、多様な植物が見られることから世界自然遺産に登録されています。手つかずの自然が残り、スキタイやテュルクの遺跡も発見されています。

オルホン渓谷の文化的景観

登録:2004年(文化遺産) 登録基準:(ⅱ)、(ⅲ)、(ⅳ)

オルホン渓谷の文化的景観は、モンゴル中央部のオルホン川両岸に広がっている渓谷で、文化遺産です。

遊牧騎馬民族、突厥の王ビルゲ・カガンを称えたオルホン碑文や、突厥に代わって8~9世紀に興ったウイグル帝国の王宮跡といわれるハルバルガス遺跡、13~14世紀のモンゴル帝国の都カラコルム遺跡などが点在しており、遊牧民の歴史や伝統が現在もモンゴルの遊牧民に受け継がれています。

モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群

登録:2011年(文化遺産) 登録基準:(ⅲ)

モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群は、モンゴル・アルタイ山脈の3ヶ所の岩絵遺跡群が対象となっている文化遺産です。

紀元前11000年ごろから9世紀ごろまで、およそ12000年にわたって描かれており、それぞれの時期の生活様式や周辺環境の様子をうかがえる貴重な岩絵が残っています。その数は3つの遺跡すべてを併せると、数千にもなると言われています。

大山ブルカン・カルドゥンとその周辺の神聖な景観

登録:2015年(文化遺産) 登録基準:(ⅳ)、(ⅵ)

大山ブルカン・カルドゥンとその周辺の神聖な景観は、モンゴル国ヘンティー県にあるヘンティー山脈の山と周辺で文化遺産です。

モンゴル族発祥の聖地であると同時に、チンギス・カンの故郷・墓所であると言われており、神聖視されています。ブルカンは、「」や「」を意味し、カルドゥンはモンゴル語で「孤嶺」、ダフール語では「ポプラの茂みに覆われた山」を意味すると言われています。

ダウリアの景観群

登録:2017年(自然遺産) 登録基準:(ⅸ)、(ⅹ)

ダウリアの景観群はロシアとモンゴルにまたがるステップを登録したもので、自然遺産です。

ダウリアとは、ザバイカルと沿アムール西部の17世紀以前の古称で、温度差が激しく、雨季・乾季が明確に分かれていおり、生物の多様性に富み、固有種や絶滅危惧種も多く確認されています。

「世界遺産条約」を学ぶ

ここでは世界遺産条約について解説します。

世界遺産条約(世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)は、1972年の第17回ユネスコ総会で採択されました。8章、全38条からなり、文化遺産と自然遺産を切り離すことのできない人類共通の財産として保護・保全することを目的としています。

条約には世界遺産リストや危機リストの作成、世界遺産委員会や世界遺産基金の設立など、いろいろと定められています。他にも世界遺産を保護・保全する義務や責任は登録国にあることや、締約国による教育・広報活動の重要性なども書かれています。

ちなみに日本は1992年6月30日に125番目の締約国になりました。

まとめ

モンゴルの世界遺産を簡単にまとめてみました。大自然を満喫しながら世界遺産巡りできたら最高ですね。ゲルにも泊まってみたいところ。

早く自由に旅できる日がきてほしいですね!

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